話題株ピックアップ【昼刊】:NTT都市、RPA、国際石開帝石

注目
2018年10月16日 11時40分

■NTT都市 <8933>  1,594円  +300 円 (+23.2%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率トップ

15日、エヌ・ティ・ティ都市開発 <8933> に対してNTT <9432> が子会社のNTT-SHを通じTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を29.8%上回る1株1680円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は10月16日から11月27日まで。TOBが成立した場合、同社株は上場廃止となる見通し。

■RPAホールディングス <6572>  16,100円  +2,810 円 (+21.1%)  11:30現在

RPAホールディングス <6572> [東証M]が急騰。15日大引け後、19年2月期の連結経常利益を従来予想の6.5億円→8.5億円に30.1%上方修正。増益率が45.6%増→89.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたしたことが買い材料視された。主力の事務作業代行ソフト「BizRobo!」の導入企業が想定より増加することが寄与。医療分野の人材サービス関連向けに成果報酬型広告が伸びることも上振れに貢献する。併せて、11月30日現在の株主を対象に、1→5の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。同時に、今期中に東証1部への変更申請を目指すことを明らかにしている。

■HIOKI <6866>  3,710円  +435 円 (+13.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位

HIOKI <6866> が続急伸。15日大引け後に発表した18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益が前年同期比30.5%増の26.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。自動車電動化やスマートフォン高機能化による旺盛な設備投資需要を背景に、主力の電子計測器の販売が大きく伸びたことが寄与。新製品開発に向けた投資や海外での販路開拓など固定費増加を吸収し、大幅増益を達成した。通期計画の32.2億円に対する進捗率は83.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■レノバ <9519>  1,131円  +63 円 (+5.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位

レノバ<9519>が高い。SMBC日興証券は15日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに目標株価を950円から1610円に引き上げた。福岡県苅田および徳島県での75MWバイオマス発電所事業を業績予想に織り込んだことで、長期での利益成長をバリエーションに織り込んだ。環境に優しいバイオマス発電を展開しており、「ESG投資の潮流を追い風にした成長企業」と同社を評価している。同証券では19年3月期の連結営業利益を40億円(会社予想37億円)、20年3月期の同利益を53億円と予想している。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,435.5円  +54.5 円 (+4.0%)  11:30現在

国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源関連株が続伸している。WTI原油先物価格がここ戻り歩調にあり、前日は44セント高で1バレル=71ドル78セントまで上昇、これが株価の刺激材料となった。業種別騰落率でも両銘柄が属する「鉱業」は33業種中で値上がり率トップとなっている。

■マースGHD <6419>  2,292円  +60 円 (+2.7%)  11:30現在

マースグループホールディングス<6419>が大幅高で7日ぶりに反発している。15日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高は123億円から118億円(前年同期比3.9%増)へ下振れたものの、営業利益は19億3000万円から22億1000万円(同68.1%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入っている。最近の業績動向を反映したという。なお、役員退職慰労金や一部土地・建物の減損損失の計上で、最終利益は13億8000万円から8億4000万円(同10.7%減)へ下振れたとしている。同時に、従来35円を予定していた中間配当について、記念配10円を加えて45円にするとあわせて発表している。

■ラクス <3923>  2,180円  +3 円 (+0.1%)  11:30現在

ラクス <3923> [東証M]が反発。15日大引け後に発表した9月の全社売上高が前年同月比38.9%増の7億円と30%を超える大幅増収が続いたことが好感されたようだ。主力のクラウド経費精算システム「楽楽精算」が前年同月比69.6%増と高成長が続いた。また、メールマーケティングの入門に最適なメール配信システム「配配メール」の累計導入社数が6000社を突破した。4-6月期(第1四半期)経常利益の上期計画に対する進捗率は89.6%に達しており、業績上振れが期待されている。

■マネーフォワード <3994>  4,355円  -475 円 (-9.8%)  11:30現在

15日に決算を発表。「6-8月期(3Q)経常は赤字拡大」が嫌気された。マネーフォワード <3994> [東証M] が10月15日大引け後(15:00)に決算を発表。18年11月期第3四半期累計(17年12月-18年8月)の連結経常損益は5億2800万円の赤字(前年同期は7億3500万円の赤字)に赤字幅が縮小した。

⇒⇒マネーフォワードの詳しい業績推移表を見る

■ベルーナ <9997>  1,163円  -99 円 (-7.8%)  11:30現在  東証1部 下落率5位

ベルーナ<9997>が急反落している。20日の取引終了後に発表した9月度の売上高(速報値)が、前年同月比5.3%減となり、26カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。総合通販事業で、一部カタログの発行を10月に後ろ倒ししたことにより、衣料品と家具・雑貨等がともに前年を下回ったことに加えて、通販代行サービスが前年を下回るなどソリューション事業の低迷が続いたことが響いた。

■ティーケーピー <3479>  3,610円  -270 円 (-7.0%)  11:30現在

ティーケーピー<3479>が急反落している。15日の取引終了後、19年2月期の連結業績予想について、純利益を21億2000万円から13億円(前期比37.2%減)へ下方修正したことが嫌気されている。資本・業務提携目的で保有している大塚家具<8186>などの株式に関して、時価との差額から投資有価証券評価損8億2100万円を特別損失として計上したためという。なお、売上高は345億5000万円(同20.4%増)、営業利益は40億400万円(同16.1%増)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高176億1000万円(前年同期比25.9%増)、営業利益25億8300万円(同12.4%増)、純利益5億9600万円(同61.6%減)だった。純利益は前述の要因で下方修正したが、大都市圏を中心に貸会議室・宴会場を2019室(前期末比8.7%増)に増加させたことが売上高・営業利益を押し上げた。

■イオンファンタジー <4343>  3,625円  -170 円 (-4.5%)  11:30現在

イオンファンタジー<4343>が大幅続落。15日の取引終了後に発表した9月度の売上概況で、国内事業の既存店売上高は前年同月比4.6%増と3カ月連続ぶりに前年実績を上回ったがが、曜日調整後では4.0%減となっており、これを嫌気した売りが出ているようだ。カード部門が中心の商品売上高が曜日調整後で同20.4%減となり、想定以上に苦戦が続いていることが足を引っ張ったようだ。

■SUMCO <3436>  1,549円  -32 円 (-2.0%)  11:30現在

SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体関連が軒並み売りに押される展開。前日の米国株市場ではNYダウよりもハイテク株比率の高いナスダック指数の下げがきつく、半導体関連株もエヌビディアが急落するなど売り圧力が強かった。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)指数も反落、この流れが東京市場にも波及している。

■シンバイオ製薬 <4582>  226円  +50 円 (+28.4%) ストップ高   11:30現在

シンバイオ製薬<4582>が急反発している。この日の寄り前に、好悪性腫瘍剤「トレアキシン」の自社販売に向けた準備を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。現在、シンバイオはエーザイ<4523>を販売元としてトレアキシンの国内販売を行っているが、エーザイとの間で締結した事業提携契約が2020年12月に満了となるのに伴い、自社販売が最善の選択肢であると判断し、体制構築の準備を開始したとしている。

●ストップ高銘柄

シンバイオ製薬 <4582>  226円  +50 円 (+28.4%) ストップ高   11:30現在

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

アクトコール <6064>  727円  -150 円 (-17.1%) ストップ安売り気配   11:30現在

愛光電気 <9909>  3,970円  -700 円 (-15.0%) ストップ安売り気配   11:30現在

以上、2銘柄

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