2019年の米金利見通しは不透明か

経済
2018年10月17日 13時58分

16日の米国株式市場では、主要企業が発表した決算内容が良好だったことや、9月米鉱工業生産や8月JOLT求人件数が堅調だったことから、主要株価指数は大幅高となった。外為市場では株高を意識して主要通貨に対する円売りが活発となった。ただ、トランプ米大統領が「米連邦準備制度理事会(FRB)は最大の脅威」と述べたことや利上げペースが速すぎるとの見方を示したことから、株高でも米長期債利回りは上げ渋った。

トランプ大統領はFRBの金融政策(利上げ継続の方針)を執拗に批判していることから、一部で2019年の金利見通しを修正する動きが出ているようだ。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の値動きをベースに算出する「FedWatch」によると、16日時点で12月の追加利上げ確率は77%程度とされている。市場関係者の大半は12月に追加利上げが行なわれると想定しているが、一部の市場関係者は「確定的と言えるほどではない」と指摘しており、政治・経済の分野で予期せぬ動きがあった場合、12月利上げの可能性は大幅に低下することもあり得る。

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.