東京株式(大引け)=291円高、米株急反騰を受けリスクオン継続

市況
2018年10月17日 15時50分

17日の東京株式市場はリスクを取る動きが強まり、日経平均は寄り付き大幅高でその後も水準を切り上げる展開。ただ、前場後半以降は利益確定売りに伸び悩んだ。

大引けの日経平均株価は前営業日比291円88銭高の2万2841円12銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は12億9068万株、売買代金概算は2兆5140億9000万円。値上がり銘柄数は1950、対して値下がり銘柄数は119、変わらずは40銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが急反騰をみせたことから、主力株をはじめ広範囲に買いが流入した。米株高は企業の好決算発表が反転の足掛かりとなっており、東京市場でも好調な企業業績に対する期待感が漂う。為替が円安傾向にあったことや、中国株などアジア株が総じて上昇したことも投資家のセンチメント改善につながった。海外筋とみられる先物への買いが、裁定商いを通じて現物株市場にも浮揚効果をもたらし、日経平均は一時400円を超えて上昇、2万3000円台回復を意識させる場面もあった。ただ、後場に入ると為替が円高方向に押し戻され、これが目先筋の利益確定の動きを誘発した。証券株が買われる一方、業績悪を嫌気された海運株の下げが際立つ。個別ベースでは全体の9割超の銘柄が上昇する買い気の強い地合いだった。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が売買代金トップで上値追い、ソニー<6758>、東京エレクトロン<8035>も高い。ファーストリテイリング<9983>が買いを集め、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも水準を切り上げた。キーエンス<6861>が買われ、村田製作所<6981>も上昇した。田淵電機<6624>がストップ高となり、コムチュア<3844>、ノジマ<7419>も値を飛ばした。Gunosy<6047>、TOKYO BASE<3415>も活況高。

半面、商船三井<9104>など大手海運株が急落、KYB<7242>はストップ安に売り込まれた。スズキ<7269>が売りに押され、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>も下落した。ブロンコビリー<3091>が安く、コスモス薬品<3349>、コジマ<7513>、大平洋金属<5541>なども値を下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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