反発した東京金は押し目買い基調? サンワード貿易の陳氏(三井智映子)

経済
2018年10月17日 16時14分

皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。下落トレンドが続いていた金相場ですが、先週のNY金は反発しましたね。そこで、今回は「東京金は押し目買い基調が継続しよう」という興味深いレポートをご紹介します。

レポートでは、先週の金の値動きについて、『NY金は一時1230ドルまで上昇し、終値も1227.60ドルと、8月1日以来約2カ月ぶりの高値で引けた』、『金ETFは、9日に年初来最低水準の730.17トンまで減少したが、10日には738.99トン、12日には744.64トン、週明け15日には748.76トンまで回復した』と伝えています。

金が買われた背景には、『10日、高止まりする米長期金利や世界的な貿易摩擦の悪影響に懸念が広がり、NYダウが大幅急落した。低調な米国債入札を受けて長期金利が急上昇し、企業業績が圧迫されるとの警戒感が高まった。米中貿易戦争の影響懸念も相場を押し下げた』ことや、恐怖指数と呼ばれるVIX指数の上昇、IMFが9日に公表した最新の経済見通しで今年と来年の世界の成長見通しが下方修正されたことなどを挙げています。「有事の金買い」と言われるように、先行き不透明感や警戒感が金価格上昇につながったようです。

加えて、『先週発表された9月米消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%上昇、コア指数も0.1%上昇と、市場予想をともに下回ったことで、インフレ高進懸念が幾分後退したことも金には支援材料になった』と分析しています。

そして、先週の東京金については、『株価下落・ドル安・金高という展開になった。間の悪いことに(?)、ファンドのネットショートポジションが過去最大の3万8000枚まで拡大していたため、大量のショートカバーが出て、それが金相場を押し上げた面もある』との見解を示しています。

最後に、今後の東京金の値動きについて、『東京金は円安により下値を切り上げてきたが、これからはドル安によるNY金の上昇で、押し目が買われていく展開になろう。4400円台で値固めをして4500円を目指す展開になると予想する』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月16日付「東京金は押し目買い基調が継続しよう」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子

《HH》

提供:フィスコ

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