話題株ピックアップ【昼刊】:コロプラ、エーザイ、いちご
■コロプラ <3668> 755円 +20 円 (+2.7%) 11:30現在
コロプラ<3668>が反発している。17日に配信を開始したスマートフォン向け超絶ぶっ飛ばしバトルゲーム「バクレツモンスター」(バクモン)が、19日午前のiPhoneおよびAndroid向け無料ゲームランキングでトップとなっており、滑り出し好調を好感した買いが入っている。「バクモン」は、簡単操作で爽快なアクションを楽しむことができるバトルアクションゲーム。個性豊かなアクションやスキルをもったさまざまなモンスター達が登場して、バトルを盛り上げるほか、モンスターを集めたり、自分のお気に入りを育てたりできることも楽しみ方の一つとなっているという。
■エーザイ <4523> 10,780円 +230 円 (+2.2%) 11:30現在
エーザイ<4523>は5日続伸。同社は19日の取引開始前、遺伝性パーキンソン病患者由来のiPS細胞から分化誘導したドーパミン作動性ニューロンを用いて、パーキンソン病治療につながることが期待される化合物を同定したと発表した。神経変性疾患治療薬開発に向けた新たな手法確立への道を開くものとして期待されている。
■エイジス <4659> 3,560円 +75 円 (+2.2%) 11:30現在
エイジス<4659>が続伸している。18日の取引終了後に発表した9月度の売上高が前年同月比4.1%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。同社は棚卸代行の国内トップ企業。4月からの累計では前年同期比2.8%増となっている。
■いちご <2337> 361円 +5 円 (+1.4%) 11:30現在
18日、いちご <2337> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.81%にあたる900万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は10月19日から19年1月18日まで。
■西尾レントオール <9699> 3,705円 +10 円 (+0.3%) 11:30現在
西尾レントオール<9699>がしっかり。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「日本建設機械レンタル協会(東京・千代田)は月内にもコンプライアンス(法令順守)などの管理能力を認定する新たな資格制度を始める」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、国内建機の約6割がレンタルとされるが、参入障壁が低いことから採算を度外視した安値でのレンタルも目立つとしており、資格制度の導入で参入障壁を引き上げ、適正価格維持が期待されているようだ。
■エボラブルアジア <6191> 2,376円 +6 円 (+0.3%) 11:30現在
エボラブルアジア<6191>が3日続伸。18日の取引終了後、18年5月に子会社化したエアトリ(旧DeNAトラベル)が、18年9月期業績で営業黒字化を達成したと発表しており、連結業績への寄与が期待されている。エアトリは子会社化前の18年3月期で営業赤字19億円、子会社化直前の18年5月月次で営業赤字8800万円となっていたが、エボラブルアジアとの顧客の相互送客や人的リソースの相互補完、取引条件の変更によるコスト削減や人員配置の最適化などに取り組んだ結果、統合後の4カ月累計(6~9月)で営業黒字を達成したとしている。
■ヤマダ電機 <9831> 527円 -44 円 (-7.7%) 11:30現在 東証1部 下落率3位
ヤマダ電機<9831>は急落している。18日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆7120億円から1兆6440億円(前期比4.5%増)へ、営業利益を721億円から294億円(同24.2%減)へ、純利益を448億円から153億円(同48.6%減)へ下方修正し、一転して減益予想としたことが嫌気されている。全国各地での豪雨、台風、地震の発生や記録的な酷暑の影響で売上高が予想を下回っていることに加えて、在庫適正化による仕入れ絶対額の減少とセルアウトへの在庫、仕入れの見直し改革の実施や、ネットとリアル(店舗)の融合に伴う売り上げ・粗利・ポイントの最適化のための実験(4月~7月)を行ったことが影響する。また、既存の家電住まいる館の新フォーマットへの再改装・再々改装の実施や、店舗建て替え(仮店舗への移転や一時休業)なども響いたとしている。
■ハーモニック <6324> 3,285円 -210 円 (-6.0%) 11:30現在
ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が大幅続落し年初来安値を更新。18日の取引終了後に発表した第2四半期(7~9月)受注高が、61億8300万円で前年同期比57.6%減となったことが嫌気されている。主に中国で、家電・通信・コンピューター業界で使われる小型ロボット向け、半導体製造装置向け、フラットパネルディスプレー製造装置向け減速装置に対する発注調整が継続したことが主な要因としている。なお、第2四半期累計では、受注高は157億3000万円で前年同期比51.7%減だった。
■コマツ <6301> 3,038円 -135 円 (-4.3%) 11:30現在
コマツ<6301>、日立建機<6305>など建機株がウリ気配スタート、下値模索の動きを強めている。ここにきて中国景気減速懸念が再び浮上しており、前日に上海株指数は3%近い下げで3年11カ月ぶりの安値圏に沈んでいる。米国株市場でも建機大手のキャタピラーが大幅安となったが、東京市場でも中国向け売上比率の高く、中国関連の代表的な銘柄であるコマツや日立建機に売りがかさんでいる。外国為替市場で一時1ドル=112円を下回る円高方向に振れていることも海外売上高比率が8割におよぶ両銘柄にとって、リスクオフの流れを助長する形となっている。
■ツガミ <6101> 1,015円 -22 円 (-2.1%) 11:30現在
ツガミ<6101>、オークマ<6103>、牧野フライス製作所<6135>など工作機械株が大きく売られている。米中貿易戦争の様相が強まるなか、中国・上海株が約4年ぶりの安値圏に沈むなど、中国経済の減速懸念が米国をはじめとする世界株市場に重くのしかかっている。東京市場でも中国向け依存比率の高い工作機械セクターへの売り圧力が強く、軒並み下値を探る展開となっている。
■国際石油開発帝石 <1605> 1,403円 -1.5 円 (-0.1%) 11:30現在
国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>など石油関連株が安い。18日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が前日比1.10ドル安の1バレル68.65ドルに下落。一時、68.47ドルと9月下旬以来の安値に下落した。米石油在庫が増加したほか、中国景気の減速懸念で原油需要が減少するとの思惑も浮上した。市場では、記者殺害疑惑による米国とサウジアラビアの関係の行方や11月4日に猶予期間が終わる米国による対イラン制裁の動向などが関心を集めている。
■アイ・ピー・エス <4335> 1,025円 +150 円 (+17.1%) ストップ高買い気配 11:30現在
アイ・ピー・エス<4335>に人気集中。前日に急速人気化しストップ高に買われたが、きょうも短期資金の流入が加速し連日のストップ高でカイ気配に張りついている。関西を地盤に企業の情報システム構築・ERP導入支援を展開するが、ERPをクラウドで導入するサービスが好調で収益を押し上げている。同分野での先行者メリットを発揮してソフト開発大手である独SAPのパブリッククラウド認定パートナーの第1号となったことは特筆される。19年6月期は営業利益段階で前期比倍増の1億4000万円予想だが、企業のIT投資需要拡大を追い風に、クラウドサービス導入を足場としたコンサルや開発投資などで商機をつかむ公算大。20年6月期以降も高成長が続く可能性がある。
■川金ホールディングス <5614> 630円 +80 円 (+14.6%) 11:30現在
川金ホールディングス<5614>が大幅高となっている。KYB<7242>による免震・制振装置の検査データ改ざん問題の影響が広がるなか、同社に代替需要の思惑が浮上しているもよう。グループの川金コアテックは免・制振ダンパーを手掛けており、あべのハルカスなど多数の納入実績があることが注目されているようだ。なお、KYBはきょうの午後、免震用および制振用オイルダンパーの不適合納入物件を公表する予定となっている。
■メンバーズ <2130> 1,325円 +99 円 (+8.1%) 11:30現在 東証1部 上昇率2位
メンバーズ<2130>が大幅高で4日続伸。18日の取引終了後、データサイエンス領域に特化した人材派遣事業サービス会社を設立すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。新会社「メンバーズデータアドベンチャー」は、自社では調達が難しいデータ活用のプロフェッショナル人材を正社員型派遣で提供するほか、企業のデータ活用を派遣形態で支援することによるファーストパーティーデータ分析/利用の内製化支援や、デジタル人材市場で特に不足をしているデータサイエンティスト育成強化によるサービス向上などが特徴という。設立は11月1日を予定。なお、19年3月期業績への影響は軽微としている。
■ダイハツディーゼル <6023> 740円 +43 円 (+6.2%) 11:30現在
ダイハツディーゼル <6023> [東証2]が急伸。18日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の24億円→30億円に25.0%上方修正。減益率が22.7%減→3.4%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。想定以上の円安進行による採算改善に加え、為替差損益が好転することが利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが14.8倍→11.1倍に低下し、割安感が強まったことも支援材料となった。
●ストップ高銘柄
高見サイ <6424> 1,431円 +300 円 (+26.5%) ストップ高 11:30現在
など、2銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース