東京株式(大引け)=126円安、中国懸念で続落も売り一巡後は一貫して戻り足に

市況
2018年10月19日 15時45分

19日の東京株式市場は、前日の米株安や中国景気減速懸念などを背景にリスク回避ムード。日経平均株価は下値を試す展開となったが、朝安後は一貫して下げ渋った。

大引けの日経平均株価は前営業日比126円08銭安の2万2532円08銭と続落。東証1部の売買高概算は12億8165万株、売買代金概算は2兆3989億2000万円。値上がり銘柄数は616、対して値下がり銘柄数は1409、変わらずは84銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが300ドルを超える下げをみせたことで、リスクオフの流れにさらされ、寄り付きから大きく水準を切り下げてスタートした。米中貿易戦争の余波で中国経済に対する警戒感が意識されている。米国株市場では建機のキャタピラーが売られており、東京市場でも中国関連株をはじめ輸出株には買い手控え感が強く、日経平均は一時440円を超える大幅安に売り込まれる場面もあった。しかし、取引時間中に中国のGDPなど重要経済指標が相次いで発表されると、その後は目先の不安材料出尽くし感から上海株市場が戻り足に転じ、つれて日経平均も先物を絡めた買い戻しが入り下げ渋る動きをみせた。業種別には33業種中30業種が下落したが、個別株ベースでは値下がりは全体の67%にとどまった。

個別では、任天堂<7974>が大幅安、ソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>なども軟調。武田薬品工業<4502>が売り優勢、コマツ<6301>も冴えない。モバイルファクトリー<3912>が急落、GMOペイメントゲートウェイ<3769>も大きく値を下げた。ヤマダ電機<9831>、楽天<4755>の下げも目立った。ワコム<6727>、イオンフィナンシャルサービス<8570>なども下値を探る展開となった。

半面、東京エレクトロン<8035>は買いが優勢となり、東京海上ホールディングス<8766>も上昇した。SMC<6273>も値を上げた。エックスネット<4762>が値を飛ばし、メンバーズ<2130>も大幅高。ネオス<3627>が物色人気、コロプラ<3668>も大きく上値を伸ばした。ケーズホールディングス<8282>、ソースネクスト<4344>なども商いを伴い高い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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