日経平均は続落、朝安後は円弱含みや上海株反発で下げ渋り/相場概況

市況
2018年10月19日 15時48分

日経平均は続落。18日の米国市場でNYダウは続落し、327ドル安となった。米長期金利の上昇局面が長期化するとの見方からハイテク株などが売られ、中国経済の減速懸念も相場の重しとなった。為替市場ではリスク回避の動きから円相場が一時1ドル=111円台まで上昇し、本日の日経平均はこうした流れを嫌気して316円安からスタートした。朝方には22212.57円(前日比445.59円安)まで下落する場面があったが、その後は円相場の弱含みとともに下げ渋った。中国・上海株の反発も支援材料となり、後場は一段と下げ幅を縮めた。

大引けの日経平均は前日比126.08円安の22532.08円となった。東証1部の売買高は12億8165万株、売買代金は2兆3989億円だった。業種別では、海運業、その他製品、その他金融業が下落率上位だった。一方、上昇したのは保険業、電気・ガス業、医薬品の3業種のみだった。

個別では、任天堂<7974>が4%近い下落となったほか、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>などが軟調。コマツ<6301>は米同業の株価下落が影響して3%安。業績予想を下方修正したヤマダ電機<9831>は6%超安となった。政府がカード手数料の引き下げを要請するとの報道でクレセゾン<8253>、丸井G<8252>、楽天<4755>なども急落。また、業績下方修正のジャパンF<2599>が東証1部下落率トップとなった。一方、東エレク<8035>、安川電<6506>、東京海上<8766>などが堅調で、ファーストリテ<9983>や資生堂<4911>は小じっかり。免震・制振装置の不正問題に揺れるKYB<7242>だが、本日は3%高と13日ぶりに反発した。新作ゲームが好調のコロプラ<3668>は6%高。また、FIG<4392>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

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