22日の香港市場見通し:上値の重い展開か、海外動向が不透明

市況
2018年10月22日 10時10分

週明け22日の香港市場は、海外動向を気にしながら上値の重い展開か。 外部環境はやや不透明。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.3%高と3日ぶりに反発したものの、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.5%安と3日続落した。日用品のP&Gとクレジットカードのアメックスが好決算を明らかにし、相場をけん引したが、全体として上値は重い。米利上げペースの加速が警戒されるなか、高PERの大型ハイテク株には売りが続いている。また、サウジアラビア政権に批判的なジャーナリストの殺害疑惑を背景に、同国と米国との関係悪化を不安視する状況も続いた。サウジは14日、「経済制裁を受ければ対抗措置をとる」と表明。世界最大の原油輸出国サウジが石油を戦略的に利用した場合、原油価格が高騰する恐れがある。

こうした環境の下、本日の香港市場は全体として上値の重い展開か。米金利動向や、サウジを巡る地政学リスクなどが気がかり材料。また、香港上場企業の決算発表がスタートするなか、業績動向を見極めたいとするスタンスも強まろう。本日は、中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)や北京汽車(1958/HK)、中国建築国際集団(3311/HK)、あす23日は中国建設銀行(939/HK)や中国中煤能源(1898/HK)、華能国際電力(902/HK)などが第3四半期業績を公表する予定だ。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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