NY株式:NYダウは125ドル安、世界的な株安を受け投資家心理悪化

市況
2018年10月24日 7時00分

米国株式相場は下落。ダウ平均は125.98ドル安の25191.43、ナスダックは31.09ポイント安の7437.54で取引を終了した。アジア・欧州株が全面安となり、世界経済減速への懸念が強まるなか、一部の主要企業決算が嫌気されて寄付きから大幅下落となった。買い戻しの動きに伴い引けにかけて下げ幅を縮小したものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、電気通信サービスや自動車・自動車部品が上昇する一方でエネルギーや運輸が下落した。

建設機械のキャタピラー(CAT)は、鉄鋼価格の上昇や関税引き上げによる原材料コストの上昇に懸念を示し下落。事務用品などのスリーエム(MMM)は、通期見通しを引き下げ軟調推移。原油相場の下落で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が売られた。オートバイメーカーのハーレー・ダビッドソン(HOG)は、約24万台のオートバイのリコールを発表し下落。一方で、ファストフードのマクドナルド(MCD)は、決算内容が好感され上昇。通信大手のベライゾン(VZ)は、業績見通しが市場予想を上振れ堅調推移となった。

バンク・オブ・アメリカ(BAC)、JPモルガン(JPM)、シティグループ(C)など銀行株の下落が続いている。融資額の伸び悩みによる成長鈍化懸念や、金利上昇によるコストが利益を上回るとの見方が広がっていることが要因。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.