コニシ---2Q土木建設では、売上高・営業利益ともに2ケタ増

材料
2018年11月1日 15時26分

コニシ<4956>は10月31日、2019年3月期第2四半期(18年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.5%増の630.23億円、営業利益が同5.6%減の28.66億円、経常利益が同2.7%減の29.72億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同5.7%減の18.10億円となった。

ボンドの売上高は前年同期比2.0%増の240.46億円となったが、原材料価格の上昇、輸送コストの高騰により利益率が低下し、営業利益は同15.9%減の19.03億円となった。一般家庭用関連は、100円均一ショップ、ホームセンターやコンビニエンスストアの主要な販売ルートでの売上は好調に推移した。住宅関連は、新設住宅着工戸数が横ばいで推移しているが、内装工事用接着剤、建築資材の製造用接着剤の売上は堅調に推移した。産業資材関連は、紙関連用途向けの水性接着剤や自動車・電子部品等の弾性接着剤の売上は伸長した。また、新規開拓が進んだ粘着テープの売上も伸長した。

土木建設の売上高は前年同期比11.2%増の120.63億円、営業利益は同39.9%増の6.23億円となった。建築分野は、外壁はく落防止工法に使用する材料、建築用シーリング材が好調に推移し、売上が増加した。土木分野は、表面保護・はく落防止工法は好調に推移したが、道路床版補強工法に使用する補修材が減少し、売上は前年同期並みとなった。土木建設工事業は、公共事業を中心としたインフラおよびストック市場の補修・改修・補強工事が堅調に推移し、ボンドエンジニアリングは売上を伸ばした。また、2017年に子会社化した角丸建設も連結業績に含まれるため、売上の増加に寄与した。

化成品の売上高は前年同期比4.0%増の268.61億円となったが、利益率の低下により営業利益は同0.1%減の3.04億円となった。化学工業業界は、樹脂原料の販売が低調に推移し、売上は減少した。電子電機業界は、半導体封止材関連商材や電子回路基板材料が好調に推移し、売上は増加した。自動車業界は、IT化に伴う電子部品に使用される商材が増加し、売上は増加した。塗料業界は、国内向け建築用、自動車補修用塗料の販売が大きく落ち込んでおり、塗料向け商材全般は低調に推移した。丸安産業は、薄膜やコンデンサに使用する商材が好調に推移し、売上は増加した。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.1%増の1,350.00億円、営業利益が同5.7%増の76.50億円、経常利益が同5.8%増の77.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.5%増の49.20億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.