フランスベッドHD---2Q減収、メディカルサービス事業が好調も、インテリア健康事業が苦戦

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2018年11月1日 17時45分

フランスベッドホールディングス<7840>は10月31日、2019年3月期第2四半期(18年4-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.7%減の252.96億円、営業利益が同2.6%減の11.41億円、経常利益が同2.2%減の11.56億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同8.2%減の6.89億円となった。

メディカルサービス事業の売上高は前年同期比2.5%増の144.99億円、営業利益は同26.0%増の12.16億円となった。在宅介護向けに前年度より販売及びレンタルを開始した「自動寝返り支援ベッドFBN-640」の認知度の向上に注力するとともに、販売及びレンタルの拡大を図った。また、前年度より投入した高品質の家具調介護ベッド「グランマックス」の展開など、特殊寝台の品揃えの充実により利用者の選択肢の拡大と顧客満足度の向上に努めた。さらに、アクティブシニア向けブランド「リハテック」の商品拡充を行うとともに、「いきいき健康フェア」を開催し商品販売に取り組むなど、介護保険制度外の売上獲得に向けた体制の構築にも注力した。病院・福祉施設等は、新築や入替のベッド需要等の獲得に向け、前年度より販売を開始した「見守りケアシステムM-2」や、「自動寝返り支援ベッドFBN-640N」の促進にも継続的に注力した。

インテリア健康事業の売上高は前年同期比5.3%減の91.18億円、営業損失は1.05億円(前年同期は営業利益1.84億円)となった。主力の家具販売店向けの展開が苦戦を強いられるなか、従来取引の無かった業態への販路拡大を推進するとともに、自社グループショールームを利用した、取引先との各種展示販売会などに注力し、収益力の向上に努めた。また、国内ホテル需要に対しては、世界の一流ホテルで採用されている最高級ベッドブランド「スランバーランド」などの販売が好調に推移した。さらに、インバウンド需要に対する新規開業のほか、既存ホテルの客室リノベーション需要に対して、「スタッキングベッド」や「デイベッド」などを展開し、売上拡大を図った。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.1%増の530.00億円、営業利益が同7.4%増の28.00億円、経常利益が同4.7%増の27.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.8%減の17.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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