八洲電機---2Qは売上高が279.38億円、産業・交通事業の売上高が好調に推移
八洲電機<3153>は30日、2019年3月期第2四半期(18年4-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.6%減の279.38億円、営業損失が0.33億円(前年同期は1.61億円の利益)、経常利益が同77.9%減の0.54億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同12.8%減の1.80億円となった。
プラント事業のうち、鉄鋼分野では、西日本地区を中心に大型設備老朽化更新及び設備増強案件が順調に進捗し、売上高は堅調に推移した。石油・化学プラント・非鉄分野では、前年度の石油関連大型修繕工事や化学関連の大型更新を補えず、売上高は低調に推移した。
産業・交通事業のうち、産業機器分野では、自動車関連業界の好調に伴い工作機メーカーなどのセットメーカーからの継続的注文製品の受注増、並びに都市部における再開発案件の継続により、売上高は好調に推移した。一方、一般産業分野では、電気・精密・通信会社向け入退室管理システムの老朽化更新が増加したものの、前年度の電源設備工事の大口売上案件を補えず、売上高は低調に推移した。空調設備分野では、首都圏を中心とした空調機器や空調設備工事等の増加により、売上高は堅調に推移した。また、交通分野では、鉄道車両関連の電気品や車体改造、情報配信システム、駅設備リニューアル工事等の増加により、売上高は好調に推移した。
電子デバイス・コンポーネント事業のうち、産業機器分野では、企業の設備投資意欲が昨年度に比べ減速傾向にあったが、販売品目を拡大する等の結果、売上高は堅調に推移した。また、アミューズメント分野では、メーカーの構造改革による製品の廃止で売上高は低調に推移した。
2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.4%増(前回予想比0.7%増)の760.00億円、営業利益が同12.4%増(同4.7%増)の22.50億円、経常利益が同10.5%増(同4.3%増)の24.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.9%増(同3.0%増)の17.00億円と連結業績予想を上方修正している。
《SF》
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