ロックオン---18年9月期マーケティングプラットフォーム事業が2ケタ増

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2018年11月7日 15時26分

ロックオン<3690>は6日、2018年9月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.0%増の18.04億円、営業損失が0.98億円(前期は0.92億円の利益)、経常損失が1.15億円(同1.06億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失が0.88億円(同0.72億円の利益)となった。

マーケティングプラットフォーム事業の売上高は前年同期比22.0%増の15.30億円となったが、サブスクリプション型ビジネスの基盤拡大のために開発や営業部門の人員採用を積極的に進めたことや、新規顧客獲得のための広告販促活動に積極的に取り組んだことにより、営業損失は1.20億円(前年同期は1.52億円の利益)となった。2018年9月期はAI(人工知能)を活用することにより、国内の広告効果測定ツールとしては初めてデバイス・アプリ・ブラウザ間を横断してユーザー行動を可視化する「クロスデバイス機能」を発表している。当該クロスデバイス技術関連発明については特許出願済みである。加えて、他社ツールとの連携機能については31社のマーケティングツールとの連携を実現し、インターネットマーケティングのプラットフォームとしての位置を確立することで売上拡大に取り組んだ。また、ウェブ上での行動履歴にユーザー属性をつなげて分析を可能にするという「ADEBiS」のカスタマージャーニー機能について、2018年2月9日に特許を取得している。

商流プラットフォーム事業について、移管したSOLUTION事業分の減収により売上高は前年同期比41.0%減の2.74億円となったが、収益構造が改善し、営業利益は0.22億円(前年同期は0.6億円の損失)となった。2018年9月期はメジャーバージョンアップとなる「EC-CUBE4」の開発に取り組み、機能やパフォーマンス、セキュリティといった「EC-CUBE本体の品質」が大きく向上しただけではなく、ドキュメントや開発コミュニティといった「開発環境」の充実、決済機能を含む各種プラグインや動作するサーバ環境といったプラットフォーム全体の機能充実を実現した。

2019年9月期連結業績予想については、業績に影響を与える未確定な要素が多いため、合理的な業績予想の算定が困難な状況とし、合理的な算定が可能となった時点で速やかに公表する予定としている。

《MH》

提供:フィスコ

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