ラクオリア創薬---2018年3Q決算を発表。ヒト用医薬品の承認取得、動物薬の市場拡大

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2018年11月12日 15時14分

ラクオリア創薬<4579>が9日に発表した2018年12月期第3四半期(1-9月)連結決算は、売上高(事業収益)が前年同期比12%減の5億3200万円、営業損失が8億3500万円(前年同期は5億5400万円の赤字)となった。マイルストン収入の計上時期などを鑑みれば、前年同期比での赤字幅拡大は想定通りで、全体としてサプライズはない。

各プログラムの開発は計画通りに進捗し、ヒト用医薬品「tegoprazan」(テゴプラザン、開発コード名:RQ-00000004/CJ-12420/韓国販売名(韓国登録商標):K-CAB)については、韓国における製造販売承認取得に伴うマイルストン収入を獲得した。さらに、米国での動物薬2品の販売も順調で、特に犬の変形性関節症などの治療に使われる「galliprant(ガリプラント:開発コード名:RQ-00000007/AT-001)」は会社側の想定を上回るペースで市場拡大を続けているようだ。同社の提携先である米アラタナが11月2日に公表した四半期決算によると、ガリプラントの第3四半期売上高は約1800万ドルに達した。ラクオリア創薬の谷直樹社長は11月10日に開催された大阪での個人投資家向けIRセミナーで同薬について、「年間50億円程度の売り上げとみていたが、同100億円も視野に入ってきた」と述べた。

なお、2018年12月期通期業績予想については、売上高を前期比28%減の10億2800万円、営業損失を10億1800万円とし、10月12日の予想値を据え置いており、こちらもサプライズはない。

《SF》

提供:フィスコ

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