大幸薬品---2Qは営業利益が28.1%増、感染管理事業が大幅に増収

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2018年11月13日 14時00分

大幸薬品<4574>は9日、2019年3月期第2四半期(18年4月~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.3%増の38.25億円、営業利益が同28.1%増の6.44億円、経常利益が同57.7%増の6.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同62.3%増の4.48億円となった。

医薬品事業では、国内向けの売上高は、前年度第1四半期連結会計期間に「正露丸クイックC」を初期出荷した反動等により、対前年同期比で減少となった。海外向けの売上高は、中国市場向け、香港市場向け及び台湾市場向けの出荷時期が第3四半期連結会計期間以降となったこと等から、対前年同期比で減少となった。売上高は対前年同期比5.3%減の25.00億円となったものの、広告宣伝費等が減少したことにより、セグメント別利益は同0.6%増の10.13億円となった。

感染管理事業では、国内一般用製品の売上高が、製品デザインのリニューアルに伴う販促強化により店頭の陳列スペースが拡大し出荷が大幅に増加したこと等から、対前年同期比で増加となった。なお、新製品「クレベリン スティック ディズニーデザイン」、「クレベリン×ベアブリック トイ・ストーリーキャラクターデザイン」も増収に寄与した。また、国内業務用製品の売上高は、デンソー<6902>と共同開発した「クレベリンカートリッジ(車両用)」について前年同期に販売店においてキャンペーンを実施した反動等により、対前年同期比で減少となった。海外向けの売上高は、中国市場における新規販売代理店のテストマーケティング用の出荷があったこと等から、対前年同期比で増加となった。この結果、売上高は対前年同期比34.3%増の13.15億円、セグメント別利益は同131.7%増の1.57億円となった。

その他事業は、主に木酢液を配合した入浴液や園芸用木酢液等の製造販売を行い、売上高は前年同期比29.7%減の0.10億円、セグメント損失は0.18億円(前年同期は0.07億円の損失)となった。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比1.1%減の93.60億円、営業利益が同12.2%減の16.30億円、経常利益は同8.8%減の14.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.8%減の10.10億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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