日経平均は続落、米半導体大手の決算を嫌気/相場概況

市況
2018年11月16日 16時05分

日経平均は続落。前日の米国株式相場では、米中高官協議が本格化し、貿易摩擦問題収束への楽観的な見方が広がったほか、パウエルFRB議長が米経済への自信を示したことも好感されて上昇した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の21935円となり、やや買いが先行する形の寄り付きとなった。朝方はアップル株の下げ止まりを背景に電子部品関連中心に買い戻しが先行したものの、米半導体大手による低調な業績見通しを受けて、東京市場でも値がさハイテク株中心に売り込まれる展開となり、日経平均が3ケタの下げとなった。中国株の動向を受けて下げ幅を縮小する場面もあったが、総じて戻りは鈍く、大引けにかけて手仕舞い売りもかさんだ。

大引けの日経平均は前日比123.28円安の21680.34円となった。東証1部の売買高は14億2466万株、売買代金は2兆5593億円だった。セクターでは、その他製品が4%の下落となったほか、パルプ紙や金属製品がさえない一方で、鉱業は2%を超える上昇となった。

個別では、米エヌビディアやアプライドマテリアルズの11-1月の業績見通しが市場予想を大きく下回り、両社が時間外取引で大幅な下落となったことで、指数インパクトの大きいところではソフトバンクG<9984>のほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテ<6857>などのハイテク株の下落が目立った。このほか、売買代金上位でもエヌビディアの供給先の任天堂<7974>が9%の下落となったほか、ファナック<6954>、武田薬品<4502>、ソニー<6758>なども売られた。一方で、ファーストリテイリング<9983>、キーエンス<6861>、KDDI<9433>、日本郵政<6178>は堅調。

《SK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.