明日の株式相場見通し=自律的な買いで底堅い推移、積極的な売りは回避へ

市況
2018年11月20日 17時25分

あす(21日)の東京株式市場は、日経平均株価が2万1500円近辺にまで下落すると、自律的な買いが入る地合いを引き継ぎ、積極的な売りは回避されて底堅い推移となりそうだ。また、きょうの日経平均は、日足で始値と終値がほぼ同水準の十字足となっており、下落基調一服となる可能性もある。

市場関係者からは「前日のカルロス・ゴーン容疑者逮捕を嫌気して、日産自動車<7201>の株価は大商いを伴って急落した。ただ、きょう株価面での目立ったマイナスの波及は、傘下の三菱自動車<7211>にとどまったようだ。日産自下落の日経平均株価への影響は約2円の押し下げとなった。むしろ、市場参加者の関心は、米長期金利が低下傾向を示しているにもかかわらず、米株式の下落に歯止めが掛からないことに集まっている」との見方が出ていた。

20日の東京株式市場は終始売り優勢で、日経平均は一時前日比300円近く下げる場面もあった。その後下げ渋ったものの、後場に入って売り直され、結局寄り付きとほぼ同水準の安値圏で着地した。日経平均株価終値は、前日比238円04銭安の2万1583円12銭と反落した。

日程面では、9月の全産業活動指数、10月の訪日外国人客数、19日時点の給油所の石油製品価格、10月の全国スーパー売上高に注目。海外では、欧州委員会がイタリアなど加盟国の19年予算案を評価、米10月の耐久財受注・CB景気先行総合指数・中古住宅販売件数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.