インバウンド指数の相対株価は足元でリバウンド、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2018年11月21日 11時36分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

11/21付の「DailyOutlook」では、インバウンド指数について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『本日15時30分に10月の訪日外客数が公表される。9月は、台風第21号や北海道胆振東部地震の影響で関西、北海道への訪日需要が停滞し、216万人(前年比▲5.3%)と2013年1月以来、5年8ヵ月ぶりに前年同月を下回った。今回公表されるデータは、災害後の回復力をみるうえで注目される』と伝えています。

続けて、インバウンド指数(Japan Inbound Tourism Index:小売りや鉄道など73銘柄で構成される指数)の対TOPIX相対株価は、6月中旬以降右肩下がりとなったことを挙げ、『この背景の1つに、追加関税の応酬など米中の通商問題への懸念の高まりから中国の景気減速が意識されたことがあろう。訪日外国人旅行消費額の4割近くを中国が占める(17年国土交通省観光庁)。一方、9月の災害時に相対株価は一段と下がらず。自然災害による落ち込みは一時的と捉えたのであろう』と分析しています。

さらに、『米中の通商問題を巡って、両国は依然として対立しているものの協議の再開が報じられるなど歩み寄りの姿勢もみられる。また、災害の復旧作業の進展に伴い訪日外国人の増加が期待される。中国の「独身の日」では日本製品の人気の高さを改めて確認できた点も心強い。インバウンド関連の株式市場での評価は再び高まる方向にあると考えられる』とまとめています。

最後にレポートでは、『インバウンド指数の対TOPIX相対株価』を紹介しています。詳しくは11/21付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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