IXナレッジ Research Memo(6):2019年3月期は増収増益予想。上期好調により上振れの可能性

特集
2018年12月12日 15時16分

■業績動向

3. 2019年3月期見通し

アイエックス・ナレッジ<9753>の2019年3月期業績については、売上高で前期比3.3%増の17,211百万円、営業利益で同7.7%増の700百万円、経常利益で同6.7%増の739百万円、当期純利益で同4.6%増の486百万円と期初の増収増益予想を据え置いた。

売上高に関しては、産業・サービス分野及び情報・通信分野が成長をけん引し、堅調に推移する見通しだ。産業・サービス分野では、車載・画像センサーなどの組み込みシステムの受注拡大に注力するほか、飲料メーカー、重工業メーカー、化学工業メーカー等の開発案件にも注力する。情報・通信分野では、大手通信会社向けのシステム検証案件が好調を維持する見込み。社会・公共分野は社会インフラ(電気、ガス等)向けのシステム開発・保守案件の受注に注力し現状維持を見込む。金融・証券分野は、メガバンクの次期システム収束によるマイナスを、Webサイト構築案件や資産運用会社向けシステム開発保守案件などでどこまでカバーできるかが課題になる。全般的には足元の受注環境は良好であり、懸念材料はない。

利益に関しては、利益率向上施策の実施を通じて、営業利益率で0.2ポイント改善を見込む。2019年3月期は、業務改善による生産性の向上、事業の選択と集中の加速などに重点的に取り組んでいる。増収効果もあり、第2四半期時点での営業利益の進捗率は59.6%まできている。同社では事業特性として季節変動は大きくはないが、上期よりも下期の業績が上回るケースが多い。足元不採算案件はゼロ、稼働率も高く推移しており、弊社では利益計画を上振れて着地する可能性が高いとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《HN》

提供:フィスコ

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