中国製造2025の基本戦略は変更されたのか?

経済
2018年12月13日 15時12分

12日の欧米市場では、米中通商関係の改善が意識されたことで米国株式は上昇した。トランプ米大統領はロイターとのインタビューで、中国通信機器大手である華為技術(ファーウェイ)の孟最高財務責任者(CFO)が逮捕された件に関して、「米中通商協議の進展に資するなら介入する」と答えたことや、中国は12日に少なくとも50万トンの米国産大豆を購入したことなどが好材料となったようだ。

市場関係者の間からは「通商問題を巡る米中の対立がすみやかに解消されることは期待できない」との声が聞かれており、この問題については楽観視できない状況が続くとの見方が少なくない。ただ、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道によると、中国政府は、習近平国家主席が推進する産業政策「中国製造2025」戦略への外国企業のアクセスを拡大することを計画しているもようだ。中国政府が米国を含む外国企業参入に前向きな姿勢で臨むとすれば、地方政府を優先とする当初の基本方針は変更されることになる。米中対立への警戒感は大きく低下し、リスク回避的な取引は縮小する可能性がある

《MK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.