東京株式(大引け)=441円安、アジア株軟調や米先物安など背景に急反落

市況
2018年12月14日 15時52分

14日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に利益確定売りが出て日経平均は急反落。引き続き高速自動売買による影響で一方通行の相場が演出されている。

大引けの日経平均株価は前営業日比441円36銭安の2万1374円83銭と急反落。東証1部の売買高概算は18億7153万株、売買代金概算は3兆1637億7000万円。値上がり銘柄数は252、対して値下がり銘柄数は1826、変わらずは50銘柄だった。

きょうの東京市場は、主力株をはじめ広範囲に売りがかさみ、日経平均は400円を大きく上回る下げとなった。前日までの2日間で670円の上昇をみせていたが、利益確定売りでその3分の2を吐き出した格好となった。取引時間中に発表された中国の経済指標が市場コンセンサスを下回り、これが中国や香港株などアジア株全面安の流れと相まって投資家のセンチメント悪化をもたらした。また米株価指数先物が軟調な値動きをみせ、今晩の米株安を警戒した売りも全体指数を押し下げた。ヘッジファンド筋とみられる、先物を絡めた機械的な売りも全体地合いを悪くしている。結局、値下がり銘柄数は1800を超え、全体の86%の銘柄が下落する売り圧力の強い相場となった。なお、売買代金はメジャーSQ算出の関係で3兆円を上回る大商いだった。

個別では、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が大きく値を下げたほか、東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>なども売られた。花王<4452>、資生堂<4911>が売りに押されたほか、エーザイ<4523>、テルモ<4543>も下値を探った。オハラ<5218>、ホシザキ<6465>がストップ安に売り込まれ、KLab<3656>、ヤーマン<6630>、東京ドーム<9681>なども大幅下落。北の達人コーポレーション<2930>も安い。

半面、富士フイルムホールディングス<4901>、三菱地所<8802>が底堅さを発揮、ジャパンディスプレイ<6740>は大きく上値を伸ばした。ツナグ・ソリューションズ<6551>はストップ高。鎌倉新書<6184>が値を飛ばし、ファーストロジック<6037>、ランドビジネス<8944>も大幅高。日医工<4541>も物色人気を集めた。ネクステージ<3186>、アカツキ<3932>も高い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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