大幸薬品 Research Memo(3):クレベリン新デザイン製品を続々投入。ブランドロゴ一新、新しい店頭棚割りも提案

特集
2018年12月19日 11時37分

■トピックス

1. 新しいデザインのクレベリン新製品

大幸薬品<4574>は中長期成長戦略の柱としてマーケティング及びブランディングの改革を推進中だ。世界的デザイナーである佐藤オオキ氏が率いるnendoと複数年の包括的パートナー契約を結び、マーケティング及びブランディング戦略を刷新する。2019年3月期は感染管理事業において、クレベリン製品(BtoC)のターゲットを「妊産婦」、「受験生+親」等明確に設定し、広告宣伝・販売促進等のマーケティング施策を連動させる。パッケージ・製品デザインは全面リニューアル。国内一般用の新製品としては、(1)「クレベリンシリーズ」リニューアル品、(2)「クレベリン 置き型 専用ケース(クレベリン 置き型に被せるデザイン性の高いカバー)」、(3)「クレベリン×ベアブリック トイ・ストーリー キャラクターデザイン」、(4)ミッキーマウスをデザインした「スティック」が登場した。社内のマーケティング組織は、新たなリーダーのもと、陣容を強化した。クレベリン製品群のブランド強化に挑戦している。

(1) 「クレベリンシリーズ」リニューアル品

クレベリンの置き型タイプは、2008年の発売以来市場に普及し、置き型タイプでは国内シェア約 8割を誇り、衛生管理製品のリーディングブランドに成長した。ブランドの全面リニューアルは今回が初めてとなる。機能や使い方の更なる理解、浸透を目的に、パッケージのデザイン、製品名、ブランドロゴを一新した。製品本体は 空間に馴染むよう、白を基調にしたシンプルなデザインに仕上げた。新たにブランドアイコン「シードット(Cに点)」を用い、視認性を高めることで、クレベリンの認知拡大を目指す。

(2) 「クレベリン 置き型 専用ケース(クレベリン 置き型に被せるデザイン性の高いカバー)」

2018年10月には、クレベリン置き型の「専用ケース」を新発売した。自宅やオフィス、店舗等様々なシーンにマッチできるデザインが特長で、「使用期限を忘れがち」という使用者からの意見に応え、「使用期限月」を表示する回転ダイヤルを設置した。専用ケースには、イラストやメッセージを描くことができるので、出産や受験、入学・卒業等、イベント時のギフトとしての用途も想定する。

(3) 「クレベリン×ベアブリック トイ・ストーリー キャラクターデザイン」

2016年から開始された「クレベリン×ベアブリック」は、“置きたくなるおしゃれなデザイン”をコンセプトに開発されたもので、毎年限定出荷分が早々に売り切れる等人気が高い。2017年は、「ミッキーマウス」「ジャック・スケリントン」「ダース・ベイダー」「ストームトルーパー」をあしらった「クレベリン×ベアブリック」が登場し、小売店頭を活性化した。2018年の新キャラクターは、ディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー』の「ウッディ」「バズ・ライトイヤー」の2種類。幅広い世代に人気のキャラクターをデザインすることで、クレベリンをより身近にする狙いがある。また店頭での陳列スペースを確保し、シェア拡大にも貢献している。

(4) ミッキーマウスをデザインした「スティック」

クレベリン スティックは、クレベリンを胸ポケットやネックホルダー等に装着して使用するペン型タイプと、カバーに入れて身に付けるストラップ型タイプの2種である。新製品はミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年を記念したデザイン。スティックの専用ケースは、様々な使用シーンに馴染むよう、黒を基調にミッキーマウスのデザインをさりげなく描いたもの。またストラップは、ミッキーマウスのアイコンデザインを施している。電車やバス、学校や塾、会社、病院等、外出時における衛生対策を楽しく演出する製品となっている。

クレベリンの新たな棚割りは、鮮やかな青を基調とし、インパクトのあるロゴやシンプルなデザインが浮かび上がる印象的な仕上がり。全国のドラッグストア、GMS等の小売店への新たな棚割り提案を既に行っており、順調に受け入れられている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SF》

提供:フィスコ

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