話題株ピックアップ【昼刊】:オプティム、神戸物産、オリンパス

注目
2018年12月26日 11時42分

■オプティム <3694>  4,635円  +430 円 (+10.2%)  11:30現在

25日に発表した「NDソフトが訪問介護向けツール販売」が買い材料。エヌ・デーソフトウェア <3794> [東証2]が同社の医療・介護向けプラットフォームを用いた訪問介護看護サービス向けソリューション「ほのぼのTV通話システム」を提供開始。

■神戸物産 <3038>  3,300円  +300 円 (+10.0%)  11:30現在

神戸物産 <3038> が急反発。25日に発表した11月の既存店売上高が前年同月比3.3%増だったことが買い材料視された。既存店売上高は前期12ヵ月連続プラスだった流れを引き継ぎ増収を確保した。また、「業務スーパー」の出店拡大で全店売上高も7.4%増に伸びた。11月の個別売上高は前年同期比7.3%増の218億円、経常利益は同32.8%増の12.1億円と好調なスタートを切ったことが好感された。

■あさひ <3333>  1,368円  +123 円 (+9.9%)  11:30現在

あさひ <3333> が急伸。25日大引け後に発表した19年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)が前年同期比14.7%増の47.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。スポーツサイクルや電動アシスト自転車など高付加価値商品の品揃えを拡充したほか、ウェブサイトの刷新などが奏功し、7.1%の増収を達成したことが寄与。通期計画の41.6億円をすでに13.6%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■リテールパートナーズ <8167>  1,051円  +93 円 (+9.7%)  11:30現在

リテールパートナーズ<8167>が急反発している。25日の取引終了後、同社及びアークス<9948>、バローホールディングス<9956>の食品スーパー3社は3社間で資本・業務提携すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の資本・業務提携は、地場商品や産地情報、取引先情報の相互共有や資材・備品・什器などの共同購入、店舗開発、店舗運営などのノウハウの共有を図るほか、カード事業の共同研究及び統合に向けた検討などを行うのが目的。また、資本提携に関しては19年1月17日を払込期日として、第三者割当増資などで株式を相互に持ち合うとしている。

■市光工業 <7244>  522円  +40 円 (+8.3%)  11:30現在

市光工業<7244>が4日ぶり大幅反発。自動車ランプ大手で同社の過半の株式を保有する仏ヴァレオとの連携でヘッドランプの販売強化と合理化に取り組んでおり、LEDランプやカメラモニターシステムなど高付加価値製品の寄与で業績は会社側の期初予想を上回って推移している。18年12月期は営業利益段階で期初予想は73億円だった。その後2回にわたる上方修正を行い90億円予想まで引き上げているが、さらに上振れ着地する可能性がある。決算期変更に伴い前期との比較はできないものの、実質増収増益。19年12月期も利益成長トレンドはキープされる見通しで、時価予想PER6倍台は割安感が強い。

■オリンパス <7733>  3,210円  +150 円 (+4.9%)  11:30現在

オリンパス<7733>が大幅反発となっている。25日の取引終了後、中国子会社が保有する中国・深センにある現地法人の持ち分全てを売却すると発表。これに伴い20年3月期にその他収益が計上される見込みとしたことが好材料視されている。今回売却する中国現地法人では、デジタルカメラおよびデジタルカメラ用レンズユニットの製造を手掛けていたが、ベトナム法人への生産集約に伴い今年5月に操業を停止していた。なお、譲渡額は約300億円としている。

■アンジェス <4563>  317円  +12 円 (+3.9%)  11:30現在

アンジェス<4563>は7日ぶりに反発している。25日の取引終了後、米バイオマリン・ファーマシューティカルズと締結していたムコ多糖症6型治療薬「ナグラザイム」の開発・販売契約に関して、19年3月末で契約期間を終了し、バイオマリン社日本法人へ承継することになったと発表。ただ、この日は全般相場が上昇していることもあり、弱材料視する動きは限定的のようだ。「ナグラザイム」に関しては、07年1月に米バイオマリン社と日本国内における開発及び販売に関する契約を締結し、08年4月から販売を行ってきた。今回、19年3月末で同契約の契約期間が終了することから承継するという。ただし、アンジェスによる販売は4月以降も在庫がなくなるまで継続するとしている。

■ソフトバンク <9434>  1,300円  +29 円 (+2.3%)  11:30現在

ソフトバンク<9434>が反発、19日の上場初日は終値で公開価格を大きく下回ったものの、翌20日ザラ場の1176円で底を入れ、その後は売り買いを交錯させながらも徐々に戻りトレンドにある。前日は全体波乱相場に流されて反落したものの、6%近い配当利回りには魅力があり、きょうは改めてインカムゲイン狙いの買いが株価を押し上げている。通信事業は頭打ちながら、同社は非通信の新規分野を強化する方針を示しており、成長への思惑もある。

■シャープ <6753>  1,022円  +18 円 (+1.8%)  11:30現在

シャープ<6753>が大幅高で4日ぶり反発。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「来春をメドに半導体事業を分社する方針だ」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、半導体事業の分社化は経営判断の迅速化や、鴻海グループをはじめとする国内外の企業との提携や合弁事業といった動きを機動的にとりやすくすることが狙いとしている。他社との協業を強めることで、グループ業績への貢献が期待されているようだ。

■JXTG <5020>  545.6円  +8.5 円 (+1.6%)  11:30現在

JXTGホールディングス<5020>、昭和シェル石油<5002>、富士石油<5017>など石油関連株が軒並み高。原油市況の下落基調が続くなか、JXTGなどの株価も下値模索の展開を続けていたが、きょうはWTI原油先物が、時間外取引で小幅ながら上昇に転じており、石油関連株も売られ過ぎの反動で買い戻しを誘っている。

■ソニー <6758>  5,077円  +77 円 (+1.5%)  11:30現在

ソニー<6758>は8日ぶり反発。前日の暴落局面で主力輸出株は総崩れとなり軒並み新安値となったが、そのなか同社株は3月26日の年初来安値4959円を下回らずに耐えた数少ない銘柄のひとつ。実態面の良さが株価の下値抵抗力に反映されている。オンラインゲームの月額収入が好調で収益に貢献、半導体もスマートフォンカメラ向けで高水準の需要を捉えている。19年3月期営業利益は前期比18.4%増の8700億円と前期の急拡大に続き2ケタ成長を確保する見通し。

■GMOインターネット <9449>  1,341円  +16 円 (+1.2%)  11:30現在

GMOインターネット<9449>が反発。同社は25日の取引終了後、仮想通貨のマイニング(採掘)事業とマイニングマシンの開発・製造・販売事業で18年12月期に連結ベースで約355億円の特別損失を計上すると発表した。仮想通貨の市況低迷で採算が悪化した。マイニングマシン事業からは撤退する。ただ、この日の同社株は買い優勢の展開。仮想通貨の市況低迷で今夏以降、株価は下落していただけに、目先の悪材料出尽くし感も台頭している様子だ。

■オークマ <6103>  4,850円  +45 円 (+0.9%)  11:30現在

オークマ<6103>が反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2020年3月期は連結営業利益が330億円程度と、19年3月期の会社計画に比べ25%程度増える見込み」と報じており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、景気減速で中国からの受注は振るわないものの、国内外で航空機や自動車関連など取引先を拡大してきた効果で吸収するという。また、年間配当は今期計画の125円を上回る公算が大きいともしており、増配への期待も高まっているようだ。

■省電舎ホールディングス <1711>  346円  +80 円 (+30.1%) ストップ高   11:30現在

省電舎ホールディングス<1711>に投資資金が流入、カイ気配で8日ぶりに上昇に転じた。同社は省エネを支援するコンサルティング事業を展開している。業績は低迷しているが、18年4~9月期は営業赤字幅が縮小するなど改善傾向にある。25日取引終了後、ISO審査登録機関のBMトラダ・ジャパン(大阪市住之江区)と独占的業務提携契約を締結したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■プロパティエージェント <3464>  861円  +150 円 (+21.1%) ストップ高買い気配   11:30現在

プロパティエージェント <3464> がストップ高カイ気配。昨日までの全体相場急落で逆に上昇している配当利回りや優待利回りへの注目が高まっている。同社の配当と株主優待の利回りを合算したトータル利回りは前日終値ベースで7.17%と高水準でこれを意識した買いが向かったようだ。同社の株主優待制度は毎年9月末に100株以上を保有する株主に対し、一律3000円分のクオカードを贈呈するというもの。19年3月末は上記に加え、東証1部指定を記念し、記念株主優待と配当増額を実施する。200株以上を保有する株主にはクオカード1000円分を追加で贈呈するほか、配当では期末一括配当に記念配当5円が上積みされる。株価は低迷が続くが19年3月期経常利益は8期連続で過去最高益を更新する見通しであり、業績面と株主還元面から見直し買いが入っているもよう。

●ストップ高銘柄

ワンダコーポ <3344>  475円  +80 円 (+20.3%) ストップ高買い気配   11:30現在

アイビー化粧品 <4918>  993円  +150 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在

イメージ情報開発 <3803>  667円  +100 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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