上方修正先回り、18年12月期【業績上振れ】候補 34社選出 <成長株特集>

特集
2019年1月6日 19時30分

今月下旬から12月期決算企業の18年12月期決算発表が本格化する。本特集では、1-9月期(第3四半期累計)業績が好調で通期計画に対する進捗率が高く、18年12月期業績を上方修正する可能性が高い銘柄を探った(1月4日現在)。

下表は時価総額30億円以上の12月期決算企業を対象に、1-9月期の経常利益が通期計画に対して進捗率が80%を超え、かつ前年同期比で増益だった銘柄をピックアップ。さらに、通期計画に対する進捗率が過去5年平均を10ポイント上回るなどの条件を満たした34社を選び出し、進捗率が大きい順に記した。「★」は昨年も決算発表の直前に上方修正した銘柄。

昨年も本決算発表前に経常利益予想を上方修正した東京ソワール <8040> [東証2]、JMC <5704> [東証M]、オリジナル設計 <4642> [東証2]、セレス <3696> 、荏原実業 <6328> 、ジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証M]、アイフィスジャパン <7833> は今年も有望だ。なかでも、5年連続で1月下旬から2月上旬にかけて上方修正しているオリジナル設計に注目したい。

また、ザインエレクトロニクス <6769> [JQ]、太洋工業 <6663> [JQ]、日本エマージェンシーアシスタンス <6063> [JQ]は1-9月期経常利益がすでに通期計画を上回っており、上振れする可能性が高いとみられる。そのほか、竹本容器 <4248> 、Orchestra Holdings <6533> 、小林製薬 <4967> 、昭和電工 <4004> は直近3ヵ月の7-9月期(第3四半期)に四半期ベースの最高益を達成し、通期計画も最高益更新を見込む、いわゆる利益成長“青天井”銘柄としてもマークしておきたい。

┌ 対通期進捗率 ┐ ┌ 経常利益 ┐  予想

コード 銘柄名    1-9月期 5年平均 1-9月期 通期計画  PER

<6769> ザイン      349   61.8   143    41  236

<6663> 太洋工業     339   46.7   122    36  364

<8040> 東ソワール    217   127   433    200 14.8 ★

<6063> EAJ      125   42.2   125    100 61.8

<5704> JMC      122   99.4   319    261 41.2 ★

<4642> オリジナル設   101   87.0   912    900 10.9 ★

<3696> セレス      101   89.0   1010   1000 24.4 ★

<3788> GMOクラウ   99.8   72.4   1165   1167 47.8

<3630> 電算システム   95.7   68.9   1287   1345 27.3

<7957> フジコピアン   95.6   54.3   478    500  7.8

<7190> マーキュリア   95.3   83.2   1905   2000  8.2

<6328> 荏原実業     95.0   71.8   1900   2000  7.8 ★

<3482> ロードスター   94.9   73.5   1983   2089 12.9

<4248> 竹本容器     93.3   82.4   1429   1531 16.8

<9749> 富士ソフト    90.4   71.8   9315   10300 21.9

<9672> 東競馬      89.4   78.6   5325   5955 19.9

<2700> 木徳神糧     89.1   72.0   677    760 11.5

<3623> ビリングシス   89.0   70.6   243    273 75.1

<5997> 協立エアテク   88.5   68.8   645    729  6.5

<7849> スターツ出版   86.8   64.9   408    470 17.3

<7716> ナカニシ     86.0   72.9   8520   9902 22.3

<3302> 帝繊維      85.5   58.7   3846   4500 18.7

<6269> 三井海洋     84.7   60.8  18638   22000  7.9

<6789> ロランドDG   84.6   73.2   2707   3200 11.2

<8804> 東建物      84.5   55.5  33812   40000  9.5

<3968> セグエG     84.3   64.8   387    459 24.4

<9702> アイエスビー   83.8   58.5   687    820 16.9

<6533> オーケストラ   83.6   71.2   371    444 25.4

<4967> 小林製薬     83.0   70.2  20587   24800 34.3

<7172> JIA      82.9   40.1   4973   6000 21.9 ★

<7833> アイフィス    82.6   68.5   661    800 10.5 ★

<6929> 日セラ      81.2   67.3   3085   3800 23.0

<4812> ISID     80.7   64.8   5675   7034 18.3

<4004> 昭電工      80.4   66.0  134185  167000  4.1

※1-9月期決算発表以降に通期計画を修正した銘柄は除いた。経常利益の単位は百万円。

★元日~3日、2019年「新春特集」を“26本”配信しました。併せてご覧ください。

→→ 「新春特集」の記事一覧をみる

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.