明日の株式相場見通し=3連休前に持ち高調整の売り、円高進行に再び警戒感

市況
2019年1月10日 17時06分

あす(11日)の東京株式市場は、3連休を前にした週末とあって、持ち高調整の売りが想定されることから日経平均は軟調推移が予想される。ただ、騰落レシオ25日移動平均は70%水準(10日終値)と引き続き売られ過ぎを示唆しており、下値は限定的となりそうだ。

市場関係者からは「きょうは、前日までの3日続伸で日経平均が合計865円高と上昇し、利益確定売りが出やすい地合いのなか、外国為替市場で1ドル=107円台後半へと円高・ドル安が進行したことで、電機、精密機器など輸出関連の銘柄を中心に安いものが目立った。一方、内需関連ではファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>など、日経平均への寄与度の高い銘柄が売られた。米中次官級貿易協議進展への期待感で戻り歩調となった相場だが、具体的なプラス材料が示されないままだと、下落トレンドに逆戻りする懸念がある」との見方が出ていた。

10日の東京株式市場は、円高が重荷となり目先利益確定の動きが優勢で、日経平均株価は反落した。ただ、2万100円近辺では買い板が厚かった。日経平均株価終値は、前日比263円26銭安の2万163円80銭と4日ぶり反落した。

日程面では、11月の家計調査、11月の国際収支、12月の景気ウォッチャー調査、オプションSQ算出に注目。海外では、米12月の消費者物価指数、米12月の財政収支、英11月のGDPが焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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