決算は今一つだが今後も注視すべき消費関連、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2019年1月11日 11時47分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

1/11付の「DailyOutlook」では、消費関連株について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『小売の9-11月期決算発表は、業績的には物足りない印象である。夏場の自然災害の影響に加えて11月は暖冬の影響で季節商品が振るわず、致し方ない面があろう』と伝えています。

続けて、消費者態度指数は、2018年1月をピークに緩やかながら低下傾向であることを挙げ、『8日発表の12月分も低下。年央の災害頻発が影を落としているとみられ、消費マインド回復に時間を要している。12-2月期も出だしは厳しそうだ。ただし2019年は消費を回復させる好材料が多く、決算内容は芳しくないものの、消費関連銘柄からは目が離せない』と分析しています。

さらに、『消費増税という大きな懸念材料があるものの、2019年は消費マインド好転が期待できる年である。10月実施の消費増税は、過剰と言われるほど手厚い増税対策で、逆風は追い風への転換を見込む。一方で、「改元」や「ラグビーW杯」などが消費を喚起しよう。訪日外客数も、「ラグビーW杯」や「即位」・「改元」に伴う各種行事などが伸びを後押しする。年始の初売りは堅調だったと見込まれるほか、年末年始の鉄道など交通需要は日並びの良さもあって前年を上回ったようだ。こうしたポジティブな動きが、消費喚起イベントの本格化で一段と強固となっていくと見込まれる』とまとめています。

最後にレポートでは、『消費者態度指数と東証小売業指数の推移』を紹介しています。詳しくは1/11付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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