原油市場の上昇一服、その背景は? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

経済
2019年1月15日 15時27分

皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。先週の米市場でダウの上昇率は+2.40%、S&P500は+2.54%、ナスダックは+3.45%となりました。原油市場も上昇しており、+7.6%高で50ドルを回復しましたが、レポートでは『9営業日続伸となっていたNY原油も11日から続落となりました』とのことで、足元の値動きについて『中国経済指標の悪化を受けてリスクオフの流れが強まり、米国株や原油価格を圧迫したようです』と分析しています。

また10~12月期決算発表が本格化することについて、『序盤は金融セクターの発表が集中します。昨夜のシティグループの決算内容が予想以上に良好であっただけに、今夜からの複数の米金融大手の決算発表を受けて、マーケットが再びリスクオンの流れを強める可能性もあります』と解説しています。

OPEC加盟国と非加盟国の動向については、『UAEのマイズール・エネルギー相は12日、「現在、ブレント原油に対しては、2019年平均で70ドル前後を見ている。」と述べました』と伝えています。

そして、『サウジアラビアのファリハ・エネルギー相は13日、「原油市場は正しい方向に向かっており、すぐに需給均等状態になるだろう。一層の取り組みが必要となれば、われわれはOPEC加盟国や非加盟国と協力して行動する。」と述べました』とのことで、『サウジアラビアは、昨年12月時点で、前月比で日量40万バレルもの減産』を行っているとの旨を伝えています。

最後に、『OPEC加盟国と非加盟国は、4月17~18日に会合を開催する予定となっております。その会合で、協調減産の更なる強化が必要となれば、追加減産が合意される可能性もあります』と考察しています。参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の1月15日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子

《HH》

提供:フィスコ

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