前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2019年1月17日 5時20分

■古野電 <6814>  950円 (-205円、-17.8%)

東証1部の下落率トップ。古野電気 <6814> が急反落。同社は15日取引終了後、19年2月期第3四半期累計(18年3月-11月)の連結決算を発表した。売上高は597億2900万円(前年同期比1.4%増)、経常利益は41億8600万円(同2.1倍)、最終利益は33億2900万円(同2.1倍)となった。ただ、直近3ヵ月の実績である9-11月期の連結経常利益が3億3300万円(前年同期比35.8%減)と大幅減益に落ち込んだことが嫌気されたようだ。なお、業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は売上高820億円(前期比3.7%増)、経常利益50億円(同2.7倍)、最終利益40億円(同3.2倍)を見込んでいる。

■TKP <3479>  3,290円 (-470円、-12.5%)

ティーケーピー <3479> [東証M]が急反落。15日の取引終了後に発表した第3四半期累計(18年3-11月)連結決算は、売上高266億6200万円(前年同期比25.2%増)、営業利益34億9300万円(同14.8%増)、純利益10億9500万円(同44.8%減)と2ケタ営業増益だったものの、期待されていた上方修正がなかったことから、失望売りが出たようだ。高品質な貸会議室・宴会場の需要が増加していることを背景に、上位グレードである「ガーデンシティPREMIUM」「ガーデンシティ」「カンファレンスセンター」の利用が大きく増加したほか、インバウンド旅行客や宿泊研修の増加を受けてビジネスホテルや宿泊研修ホテルの需要も伸長した。また、「TKPガーデンシティ岡山」、「アパホテル〈TKP仙台駅北〉」及び「TKPガーデンシティ仙台駅北」などの出店で、貸会議室・宴会場数が前期末比12.7%増の2094室へ拡大したことも寄与した。なお、19年2月期通期業績予想は、売上高345億5000万円(前期比20.4%増)、営業利益40億400万円(同16.1%増)、純利益13億円(同37.2%減)の従来見通しを据え置いている。

■サインポスト <3996>  3,535円 (-445円、-11.2%)

サインポスト <3996> [東証M]が急反落。15日の取引終了後に発表した第3四半期累計(18年3-11月)単独決算は、売上高20億7400万円(前年同期比2.0%減)、営業利益2億4000万円(同2.6%増)、純利益1億5900万円(同6.0%増)と減収増益となったものの、9-11月期では営業利益が同21.3%減となっており、直近四半期の業績悪化を警戒した売りが出たようだ。コンサルティング事業の受注が堅調に推移したことで、9-11月期の売上高は同0.5%増と増収を確保した。ただ、イノベーション事業で人工知能(AI)を利用した無人レジ「ワンダーレジ」と「スーパーワンダーレジ」の実証実験を行い、これらの費用を研究開発費に計上したほか、文字認識技術などの研究開発活動を行ったことなどが利益を圧迫した。

※16日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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