電機主要銘柄の20/3期予想利益はすでに格差、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2019年1月23日 11時43分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

1/23付の「DailyOutlook」では、電機主要銘柄について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『本日の決算発表に先立つ17日の日電産(6594)の減額修正では、中国での大幅な販売減少が顕在化した。減少要因は、実需の減速に加えて、在庫圧縮が大きそうだ。米中通商問題の着地点が不透明なため、幅広い中国企業で経営者マインドが悪化、手元の製品や部品在庫を大幅に圧縮して、リスクに備える動きが昨年11月頃から拡大しているようだ。実需ではなくマインドに起因しており、事前の察知は困難だったとみられる。影響は日電産にとどまらず、関連企業全般に波及しよう』と伝えています。

続けて、中国の在庫圧縮に伴う実需以上の販売不振は、米中通商問題の決着や在庫払底まで続こう、との見通しを示し、『ただし、在庫は有限であり、昨年11月頃から始まった急激な圧縮の動きは、長くても20/3期前半には一巡するとみられる。調整が完了すれば過分な落ち込みは解消されよう。10-12月期の決算発表は、19/3期の減額修正が相次ぐだろうが、目線を20/3期に向けたい。20/3期営業利益のコンセンサス予想は、日電産ショック前時点で各社に大きく差異が出ている。米中通商問題だけにとらわれることなく、各社の基本的な事業動向を見極めたい』と分析しています。

さらに、『株価は底堅くなっており、決算内容を通じて前向きに取り組むべき銘柄を見定めたい』とまとめています。

最後にレポートでは、『電機主要銘柄20/3期予想営業利益増減率の推移』を紹介しています。詳しくは1/23付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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