三井不など不動産株が堅調、低金利環境継続のなかオフィスビルの需給は逼迫
三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、住友不動産<8830>など大手不動産株が全体相場に抗して強い値動きをみせている。日銀の金融政策は超緩和環境を維持する方向が確認され、有利子負債の大きい大手不動産にとってはポジティブな環境が担保されている。また、東京のオフィスビルは極めて需給タイトな局面が続いている。昨年12月時点の都心5区の空室率は1.88%と統計開始以来の最低水準となっており、収益環境面でも追い風が強い。きょうは中国景気の減速懸念が投資マインドを冷やし、相対的に内需関連に目が向きやすい地合いであることも不動産株に資金が流れる背景となっている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)