フランスベッドHD---3Q減収となるも、メディカルサービス事業は順調に推移

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2019年2月1日 14時09分

フランスベッドホールディングス<7840>は1月31日、2019年3月期第3四半期(18年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.2%減の381.5億円、営業利益が同3.7%減の18.0億円、経常利益が同2.9%減の18.1億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同19.1%減の9.6億円となった。

メディカルサービス事業の売上高は前年同期比2.3%増の218億円、営業利益は同16.5%増の17.5億円となった。在宅介護向けに関しては、「自動寝返り支援ベッドFBN-640」のテレビCMを継続放映することで、認知度の向上に注力するとともに、販売及びレンタルの拡大を図った。また、同商品のほか、「グランマックス」や「エスポア」など、特長のある商品ラインナップを充実させ、商品の選択肢の拡大と顧客満足度の向上に努めたことなどにより、特殊寝台などのレンタルが好調に推移した。アクティブシニア向けブランド「リハテック」に関しては、「リハテック」ブランド商品の拡充を行うとともに、「いきいき健康フェア」の開催や補聴器の出張試聴販売など、商品販売に取り組むことで、介護保険制度外の売上獲得に向けた体制の構築にも注力した。病院・福祉施設等は、新築や入替のベッド需要等の獲得に向け、前年度より販売を開始した「見守りケアシステムM-2」や、「自動寝返り支援ベッドFBN-640N」の促進にも継続的に注力した。

インテリア健康事業の売上高は同3.6%減の138億円、営業損失は0.3億円(前年同期は営業利益2.9億円)となった。同社グループのショールームを5箇所新設し、取引先との各種展示販売会などに注力した。また、近年増加しているeコマース需要等に対し、配送面の課題を考慮した商品の販売を開始するとともに、拡大するペット市場向け商品を展開し収益力の向上に努めた。国内ホテル需要においては、シティホテルやビジネスホテルチェーンに対し、世界の一流ホテルで採用されている最高級ベッドブランド「スランバーランド」などの販売が好調に推移した。また、既存ホテルの客室リノベーション需要等に対し、「スタッキングベッド」や「デイベッド」などを展開し、売上拡大を図った。しかし、セグメント全体では、家具販売店向けの業績の落ち込みを上記施策等でカバーすることができず、売上高は減収、営業損益は赤字となった。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.1%増の530億円、営業利益が同7.4%増の28億円、経常利益が同4.7%増の27.3億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.8%減の17億円とする期初計画を据え置いている。

《MH》

提供:フィスコ

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