クイック---3Qは営業利益が19.4%増、主力の人材サービス事業及びリクルーティング事業、情報出版事業等が順調に推移

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2019年2月4日 17時20分

クイック<4318>は1月31日、2019年3月期第3四半期(18年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比16.6%増の142.52億円、営業利益が同19.4%増の22.79億円、経常利益が同16.2%増の23.05億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同11.5%増の15.50億円となった。

人材サービス事業では、人材紹介において、建設・土木分野や製造分野等での各社の採用ニーズ、病院や介護施設等における看護師採用ニーズともに旺盛な状況が続き、一般企業向け専門職・技術職の人材紹介及び看護師紹介の業績は順調に拡大した。効果的なプロモーションやサイト運営、サービス拡充、さらにはきめ細かな登録者対応等が競合他社との差別化やブランド浸透、登録者満足度の向上につながっている。人材派遣・紹介予定派遣・業務請負等は、医療・福祉分野のスタッフ派遣や保育士派遣が引き続き好調だった。また、フルタイムで勤務できる人材の獲得に苦戦している企業が依然として多いことから、パートタイム派遣の業績も堅調に推移した。

リクルーティング事業では、中途採用領域では正社員及び派遣登録スタッフの求人広告の取り扱いが好調だったほか、アルバイト・パートの求人広告の取り扱いも堅調だった。

また、新卒採用領域においても、新卒採用広告やインターンシップサイトの広告、合同企業説明会等のイベント出展に関する取り扱いを中心に引き続き業績は好調だった。さらに、各種採用広告の効果を向上させるためのコンサルティング商品や採用業務の一部を代行する人事業務請負サービス、適性検査等の取り扱いも順調に推移した。

情報出版事業では、金沢市を中心に無料戸別配布を行う「金沢情報」や今期新たに創刊した「高岡情報」が増収となり、忘新年会シーズンに合わせて発行した別冊宴会情報誌「金沢宴会奉行」も成功を収める等、生活情報誌が堅調に推移した。また、折り込みチラシ等のポスティングサービスが順調だったことに加え、「ココカラ。」ブランドで展開するコンシェルジュサービスも全ての領域で業績が拡大した。

その他では、人事・労務に関する情報ポータルサイト「日本の人事部」の広告収入が引き続き順調に拡大した。さらに、2018年11月に開催した日本最大級の人事イベント「HRカンファレンス2018-秋-」が成功を収めるとともに、「日本の人事部」ブランドの浸透と業績拡大に大きく貢献した。

海外事業もおおむね堅調に推移した。

2019年3月期通期については、売上高が前期比13.1%増の189.70億円、営業利益が同17.0%増の25.73億円、経常利益が同21.4%増の27.94億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.3%増の18.28億円と連結業績予想を上方修正している。

《SF》

提供:フィスコ

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