セガサミーHDは大幅続落、新作タイトルの投入遅延響き19年3月期業績予想を下方修正
セガサミーホールディングス<6460>は大幅続落している。5日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を3900億円から3370億円(前期比4.1%増)へ、営業利益を210億円から130億円(同26.6%減)へ、最終損益を120億円の黒字から15億円の赤字(前期89億3000万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
デジタルゲーム分野で既存主力タイトルが減衰傾向にあることに加えて、新作タイトルの投入時期が遅延したことや投入したタイトルが期待値を下回ったことなどが要因。また、遊技機事業で、型式試験における適合の取得が想定を下回ったことから、販売タイトル数・販売台数が当初の計画を下回る見込みとなったことも響くとしている。更に、子会社が保有するデジタルゲーム分野の固定資産の一部について減損損失を計上することも最終損益を悪化させる見通しだ。
なお、同時に発表した第3四半期累計(18年4~12月)決算は、売上高2503億2100万円(前年同期比4.0%減)、営業利益119億2100万円(同53.5%減)、最終利益6億8100万円(同95.0%減)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)