話題株ピックアップ【夕刊】(3):レオパレス、五洋建、ウィルG

注目
2019年2月8日 15時27分

■前田建設工業 <1824>  1,116円  +28 円 (+2.6%)  本日終値

前田建設工業<1824>は朝安スタートも切り返す。午前11時ごろ、19年3月期の連結業績予想について、売上高を4780億円から4870億円(前期比4.1%増)へ、営業利益を300億円から325億円(同8.2%減)へ、純利益を215億円から228億円(同1.1%減)へ上方修正し、あわせて期末一括配当を16円から20円へ増額したことが好感された。土木事業を中心に工事の進捗が想定を上回っていることに加えて、国内工事の完成工事利益率が向上したことが売上高・利益を押し上げるとしている。また、450万株(発行済み株数の2.27%)、または40億円を上限とする自社株買いを発表しており、これも好材料視されている。取得期間は2月12日から9月30日まで。

■JIA <7172>  3,890円  +10 円 (+0.3%)  本日終値

ジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証M]が高い。7日大引け後、18年12月期の連結経常利益は前の期比77.3%増の74億円で着地。続く19年12月期も前期比54.0%増の114億円に拡大し、9期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も主力の航空機リースを中心に組成を進めるなか、投資家の旺盛な需要を背景に商品出資金の販売拡大が続く。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比7円増の22円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■レオパレス21 <8848>  415円  -100 円 (-19.4%) ストップ安   本日終値  東証1部 下落率トップ

レオパレス21<8848>がストップ安。7日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、最終損益を70億~50億円の赤字から400億~380億円の赤字に下方修正し、あわせて未定としていた期末配当を無配にすると発表したことが嫌気された。同社では同日、建築基準法違反の疑いがあるアパートが新たに1324棟確認されたと発表。これを受けて、補修工事や付帯費用の総合的な補修工事関連損失引当金を360億円追加計上したことが要因としている。なお、同社の下方修正は今期に入って3回目となる。

■アリアケジャパン <2815>  5,940円  -1,070 円 (-15.3%)  本日終値  東証1部 下落率2位

7日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は4%減益」が嫌気された。

アリアケジャパン <2815> が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.4%増の93.1億円に伸び、通期計画の123億円に対する進捗率は75.6%に達したものの、5年平均の77.7%を下回った。

⇒⇒アリアケジャパンの詳しい業績推移表を見る

■フルヤ金属 <7826>  4,925円  -885 円 (-15.2%)  本日終値

フルヤ金属<7826>が急反落。7日の取引終了後、19年6月期の連結業績予想について、営業利益を36億6000万円から48億5600万円(前期比41.3%増)へ、純利益を25億4000万円から29億8000万円(同25.5%増)へ上方修正したが、前日まで好決算期待で上昇基調にあっただけに、材料出尽くし感から利益確定売りが出たようだ。売上高は229億円から209億8200万円(前期比1.0%減)へ下方修正したものの、ケミカル事業の有機EL向け化合物及び電極向け貴金属化合物の受注が好調に推移したほか、薄膜部門のスマートフォンなどのタッチパネル配線向け銀合金ターゲット及びHD向けルテニウムターゲットの受注が堅調だったことが利益を押し上げる。また、一部貴金属価格が上昇したことも寄与するとしている。

■五洋建設 <1893>  546円  -82 円 (-13.1%) 一時ストップ安   本日終値  東証1部 下落率5位

7日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が12%減益で着地・10-12月期も54%減益」が嫌気された。

五洋建設 <1893> が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比12.2%減の184億円に減り、通期計画の275億円に対する進捗率は67.0%にとどまり、5年平均の71.9%も下回った。

⇒⇒五洋建設の詳しい業績推移表を見る

■洋缶HD <5901>  2,146円  -310 円 (-12.6%)  本日終値  東証1部 下落率7位

7日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が13%減益で着地・10-12月期も40%減益」が嫌気された。

東洋製罐グループホールディングス <5901> が2月7日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比12.8%減の279億円に減り、通期計画の310億円に対する進捗率は5年平均の101.4%を下回る90.2%にとどまった。

⇒⇒洋缶HDの詳しい業績推移表を見る

■アニコムHD <8715>  2,612円  -331 円 (-11.3%)  本日終値

7日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は13%減益」が嫌気された。

アニコム ホールディングス <8715> が2月7日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比43.1%増の18.3億円に拡大したが、通期計画の25.2億円に対する進捗率は72.5%となり、5年平均の72.8%とほぼ同水準だった。

⇒⇒アニコムHDの詳しい業績推移表を見る

■ナカニシ <7716>  1,693円  -206 円 (-10.9%)  本日終値

7日に決算を発表。「今期経常は11%減益へ」が嫌気された。

ナカニシ <7716> [JQ] が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期の連結経常利益は前の期比3.0%増の106億円になったが、19年12月期は前期比10.6%減の95.4億円に減る見通しとなった。

⇒⇒ナカニシの詳しい業績推移表を見る

■CRI・ミドルウェア <3698>  3,500円  +503 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値

CRI・ミドルウェア <3698> [東証M]がストップ高。7日大引け後に発表した19年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益が前年同期比8.1倍の1.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。スマートフォン向けを中心にミドルウェアのライセンス売上が好調だったうえ、前期に受注したクリニック向け大型開発案件なども寄与し、54.9%の大幅増収を達成した。上期計画の1.6億円に対する進捗率は82.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ウィルグループ <6089>  1,081円  +150 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

ウィルグループ <6089> がストップ高。7日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.1%減の19.6億円だったものの、足もとの10-12月期の同利益は前年同期比12.4%増の8.7億円と回復基調にあることが好感されたようだ。オーストラリアの人材サービス企業の買収で海外事業の業績が拡大したものの、セールス請負における採算悪化や人件費増加、先行投資費用の計上などが利益を圧迫した。ただ、通期計画の26億円に対する進捗率は75.7%に達した(5年平均は67.4%)ことから、計画達成への期待感が高まったようだ。

●ストップ高銘柄

平賀 <7863>  407円  +80 円 (+24.5%) ストップ高   本日終値

エヌ・デーソフトウェア <3794>  1,621円  +300 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値

ネットイヤーグループ <3622>  676円  +100 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

シベール <2228>  112円  -50 円 (-30.9%) ストップ安   本日終値

すららネット <3998>  6,200円  -1,500 円 (-19.5%) ストップ安   本日終値

フライト <3753>  804円  -150 円 (-15.7%) ストップ安   本日終値

など、4銘柄

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