UTグループ---3Qは営業利益が66.2%増、通期業績予想の上方修正も発表

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2019年2月8日 18時12分

UTグループ<2146>は7日、2019年3月期第3四半期(2018年4-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比25.8%増の755.25億円、営業利益が同66.2%増の58.79億円、経常利益が同67.8%増の59.21億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同69.6%増の38.89億円となった。

全国規模での採用基盤を背景として、顧客企業の大規模な人材ニーズに対し、配属時期と人数を確約する「コミット受注」により確実な配属を実現するとともに、大手企業グループに対して総合的な人材サービスを提案することでさらなる関係強化を図った。また、顧客工場内でのシェアを拡大することにより管理効率を高めるなどの収益性の向上にも取り組んだ。

マニュファクチャリング事業では、国内メーカーにおける大規模人数需要の拡大とコンプライアンス意識の高まりを受け、全国トップクラスの規模と高い配属実績に加え、高い現場管理力が評価され安定的な受注が続いている。特に、自動車関連分野において、全国的な人手不足により人材採用が困難な状況になったことから派遣需要が拡大している。

ソリューション事業では、総合的な人材サービスの提案などにより大手メーカーとの関係強化を進めたことで転籍等による技術職社員の増加により売上高、セグメント利益ともに増加した。

エンジニアリング事業は、産業界の慢性的なエンジニア人材不足に応えるため、新卒採用に加えて、マニュファクチャリング事業等に所属する製造オペレーターを設計・開発エンジニアへのキャリアチェンジを推進するグループ内転職制度「One UT」により技術職社員を拡充させ、売上高は前年同期比で増収となった。また、事業会社の統合や営業管理の徹底による収益改善施策等により、セグメント利益は大幅に改善した。

2019年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比22.3%増の1,000.00億円、営業利益が同53.9%増(前回予想比14.3%増)の80.00億円、経常利益が同53.2%増(同15.9%増)の80.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同47.1%増(同16.1%増)の52.00億円と連結業績予想を上方修正している。

《SF》

提供:フィスコ

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