前週末8日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年2月12日 5時20分

■レオパレス <8848>  415円 (-100円、-19.4%) ストップ安

東証1部の下落率トップ。レオパレス21 <8848> がストップ安。7日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、最終損益を70億~50億円の赤字から400億~380億円の赤字に下方修正し、あわせて未定としていた期末配当を無配にすると発表したことが嫌気された。同社では同日、建築基準法違反の疑いがあるアパートが新たに1324棟確認されたと発表。これを受けて、補修工事や付帯費用の総合的な補修工事関連損失引当金を360億円追加計上したことが要因としている。なお、同社の下方修正は今期に入って3回目となる。

■アリアケ <2815>  5,940円 (-1,070円、-15.3%)

東証1部の下落率2位。アリアケジャパン <2815> が急落。同社は2月7日大引け後に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.4%増の93.1億円に伸び、通期計画の123億円に対する進捗率は75.6%に達したものの、5年平均の77.7%を下回った。

■フルヤ金属 <7826>  4,925円 (-885円、-15.2%)

フルヤ金属 <7826> [JQ]が急反落。7日の取引終了後、19年6月期の連結業績予想について、営業利益を36億6000万円から48億5600万円(前期比41.3%増)へ、純利益を25億4000万円から29億8000万円(同25.5%増)へ上方修正したが、前日まで好決算期待で上昇基調にあっただけに、材料出尽くし感から利益確定売りが出たようだ。売上高は229億円から209億8200万円(前期比1.0%減)へ下方修正したものの、ケミカル事業の有機EL向け化合物及び電極向け貴金属化合物の受注が好調に推移したほか、薄膜部門のスマートフォンなどのタッチパネル配線向け銀合金ターゲット及びHD向けルテニウムターゲットの受注が堅調だったことが利益を押し上げる。また、一部貴金属価格が上昇したことも寄与するとしている。

■五洋建設 <1893>  546円 (-82円、-13.1%) 一時ストップ安

東証1部の下落率5位。五洋建設 <1893> が続急落。同社は2月7日大引け後に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比12.2%減の184億円に減り、通期計画の275億円に対する進捗率は67.0%にとどまり、5年平均の71.9%も下回った。

■洋缶HD <5901>  2,146円 (-310円、-12.6%)

東証1部の下落率7位。東洋製罐グループホールディングス <5901> が続急落。同社は2月7日大引け後に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比12.8%減の279億円に減り、通期計画の310億円に対する進捗率は5年平均の101.4%を下回る90.2%にとどまった。

■アニコムHD <8715>  2,612円 (-331円、-11.3%)

アニコム ホールディングス <8715> が続急落。同社は2月7日大引け後に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比43.1%増の18.3億円に拡大したが、通期計画の25.2億円に対する進捗率は72.5%となり、5年平均の72.8%とほぼ同水準だった。

■ナカニシ <7716>  1,693円 (-206円、-10.9%)

ナカニシ <7716> [JQ] が続急落。同社は2月7日大引け後に決算を発表。18年12月期の連結経常利益は前の期比3.0%増の106億円になったが、19年12月期は前期比10.6%減の95.4億円に減る見通しとなった。

※8日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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