話題株ピックアップ【昼刊】:ラクオリア、カーボン、太陽誘電

注目
2019年2月12日 11時38分

■ラクオリア創薬 <4579>  1,540円  +262 円 (+20.5%)  11:30現在

ラクオリア創薬 <4579> [JQG] が続急騰。8日大引け後に発表した18年12月期の連結最終損益は11億円の赤字(前の期は0.5億円の赤字)で着地。続く19年12月期は1.5億円の黒字と2011年の上場以来初の黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料視された。今期はペット用医薬品で米アラタナ社からマイルストーンや「GALLIPRANT」「ENTYCE」の売上に応じたロイヤルティを受け取る見込み。また、胃食道逆流症薬「tegoprazan」については、導出先の韓国CJ社が19年に販売開始予定で、マイルストーンのほか発売後は売上に応じたロイヤルティを受け取る見通しだ。併せて、21年12月期に最終利益2.1億円を目標とする中期経営計画も発表している。

■日本カーボン <5302>  4,710円  +700 円 (+17.5%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位

日本カーボン <5302> がストップ高。8日大引け後に発表した18年12月期の連結経常利益は前の期比5.5倍の165億円に急拡大し、従来予想の130億円を上回って着地したことが買い材料視された。続く19年12月期も前期比18.7%増の196億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は黒鉛電極やファインカーボン製品の販売拡大と値上げ効果が収益を押し上げた。今期は炭素繊維製品やリチウムイオン電池負極材の事業拡大に注力し、17.7%の大幅増収を見込む。なお、想定為替レートは1ドル=105円に設定した。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比100円増の200円に大幅増配する方針としたことも支援材料となった。前日終値ベースの予想PERが5.2倍→3.4倍に低下する一方、配当利回りは4.99%に上昇し、割安感が強まった。

■太陽誘電 <6976>  2,320円  +340 円 (+17.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

太陽誘電 <6976> が急騰。8日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比61.2%増の267億円に拡大して着地したことが買い材料視された。自動車・産業機器の電子化やスマートフォンなどの高機能化を背景に、付加価値の高いコンデンサーの販売が大きく伸びたことが寄与。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の20円→21円(前期は20円)に増額修正したことも支援材料となった。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の1.6%にあたる200万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■長谷工コーポレーション <1808>  1,365円  +193 円 (+16.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位

長谷工コーポレーション <1808> が急騰。8日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の950億円→1000億円に5.3%上方修正。減益率が5.5%減→0.5%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。不動産の取扱量が想定より膨らむことが上振れの要因となる。業績好調に伴い、今期の期末配当を従来計画の40円→70円(前期は40円)に大幅増額修正したことも買いに拍車を掛けた。前日終値ベースの期末配当利回りは5.97%に上昇しており、配当の権利確定月を来月に控え配当取り狙いなどの買いが向かった。

■ゴールドウイン <8111>  12,310円  +1,700 円 (+16.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位

ゴールドウイン <8111> が急騰。8日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比72.2%増の115億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のアウトドア関連ブランドが春夏に引き続き、秋冬商品も販売好調だったことが寄与。特にダウンウエアや防寒アクセサリーなどが11月中旬以降の気温低下とともに人気化した。併せて、通期の同利益を従来予想の95億円→121億円に27.4%上方修正。増益率が21.3%増→54.5%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の53円→85円に大幅増額修正したことも支援材料となった。

■レオン自動機 <6272>  1,593円  +218 円 (+15.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位

8日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は14%増益」が好感された。

レオン自動機 <6272> が2月8日大引け後(15:15)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.3%増の31.8億円となり、通期計画の34.9億円に対する進捗率は91.2%に達し、5年平均の81.1%も上回った。

⇒⇒レオン自動機の詳しい業績推移表を見る

■WDBホールディングス <2475>  2,940円  +338 円 (+13.0%)  11:30現在

WDBホールディングス <2475> が急反騰。8日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比20.2%増の40.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。人手不足が続くなか、主力の理学系研究職派遣や工学系技術職派遣の好調が継続し、2ケタ増収を達成したことが寄与。通期計画の46億円に対する進捗率は87.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■タチエス <7239>  1,646円  +173 円 (+11.7%)  11:30現在

8日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は15%増益」が好感された。

タチエス <7239> が2月8日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.1%減の49.3億円に減り、通期計画の71億円に対する進捗率は69.5%にとどまったものの、5年平均の51.8%を上回った。

⇒⇒タチエスの詳しい業績推移表を見る

■フルキャスト <4848>  2,196円  +230 円 (+11.7%)  11:30現在

フルキャストホールディングス <4848> が続急騰。8日大引け後に発表した18年12月期の連結経常利益は前の期比20.0%増の52.8億円で着地。続く19年12月期も前期比31.1%増の69.3億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主力の短期業務支援事業でアルバイト紹介とBPOサービスの業績拡大に注力するほか、前期に子会社化した家事代行を手掛けるミニメイド・サービスの業績が通期寄与することも収益を押し上げる。併せて、前期の年間配当を30円→32円(前の期は26円)に増額し、今期も前期比6円増の38円に増配する方針としたことも支援材料となった。併せて、発行済み株式数の1.17%にあたる44万株(金額で7億9858万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■ISID <4812>  3,600円  +375 円 (+11.6%)  11:30現在

8日に決算を発表。「今期経常は3%増で2期連続最高益、前期配当を7円増額・今期は7円増配へ」が好感された。

ISID <4812> が2月8日大引け後(15:00)に決算を発表。18年12月期の連結経常利益は前の期比45.3%増の81.9億円に拡大し、19年12月期も前期比2.6%増の84億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を56円→63円(前の期は52円)に増額し、今期も前期比7円増の70円に増配する方針とした。

⇒⇒ISIDの詳しい業績推移表を見る

■ナブテスコ <6268>  3,005円  +311 円 (+11.5%)  11:30現在

8日に決算を発表。「今期税引き前は12%増益へ」が好感された。

ナブテスコ <6268> が2月8日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年12月期の連結税引き前利益は前の期比14.2%減の299億円になったが、19年12月期は前期比12.1%増の336億円に伸びる見通しとなった。

⇒⇒ナブテスコの詳しい業績推移表を見る

■天馬 <7958>  1,984円  +204 円 (+11.5%)  11:30現在

プラスチック製品メーカーの天馬 <7958> が急反騰。8日大引け後、19年3月期の年間配当を従来計画の40円→80円(前期は50円)に大幅増額修正したことが買い材料視された。連結純資産配当率(DOE)2.5%以上を目標とする配当方針に変更することを踏まえ、株主への利益配分を増やす。前日終値ベースの年間配当利回りが4.5%に上昇したことで配当取り狙いの買いなどが向かった。併せて、6月28日付で発行済み株式数の3.6%にあたる100万株の自社株を消却すると発表したことも好感されたようだ。同時に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比16.2%減の18.6億円だった。

■MDV <3902>  1,060円  +108 円 (+11.3%)  11:30現在

メディカル・データ・ビジョン<3902>が急反騰している。前週末8日の取引終了後、集計中の18年12月期連結業績について、売上高が35億円から35億7700万円(前の期比10.9%増)へ、営業利益が2億800万円から3億5100万円(同38.3%減)へ、最終損益が収支均衡から6900万円の黒字(前の期3億5400万円の黒字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。データ利活用サービスのアドホック調査サービスで、特に外資製薬メーカーにおける期末調査のニーズが想定を上回ったことから受注が予想を上回り、売上高・利益を押し上げた。

■福井コン <9790>  1,975円  +197 円 (+11.1%)  11:30現在

福井コンピュータホールディングス<9790>が急反発している。同社は8日取引終了後に、19年3月期第3四半期累計(18年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は31億1200万円(前年同期比10.9%増)となり、通期計画37億1000万円に対する進捗率は83.9%に達した。売上高は84億800万円(同2.4%増)で着地。測量分野での新規及びシステムチェンジの需要、点群処理システムの測量・土木ユーザーでの追加需要などを背景に、測量土木CAD事業が好調だったことが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ ディー・ディー・エス <3782>  409円  +80 円 (+24.3%) ストップ高   11:30現在

ディー・ディー・エス<3782>がストップ高。8日の取引終了後に発表した19年12月期連結業績予想で、売上高16億2500万円(前期比33.7%増)、営業利益2億3400万円(同3.8倍)、最終利益4億円(同9億900万円の赤字)と大幅増益で14期ぶり営業最高益更新を見込んでいることが好感されている。セキュリティ対策として自治体をはじめとした官公庁ならびに民間企業での採用の増加が見込まれるこや、パソコンの入れ替え需要に伴う引き合いが活発化していることから、指紋認証などバイオ事業が牽引役となる見通し。同時に、ブロックチェーン推進事業部を創設し、ブロックチェーン・FIDOなどのビジネスを推進すると発表しており、これも好材料視されているようだ。

●ストップ高銘柄

ソフトマックス <3671>  1,453円  +300 円 (+26.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

シャノン <3976>  1,606円  +300 円 (+23.0%) ストップ高   11:30現在

UTグループ <2146>  2,858円  +500 円 (+21.2%) ストップ高   11:30現在

フリービット <3843>  992円  +150 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在

など、9銘柄

●ストップ安銘柄

レオパレス21 <8848>  335円  -80 円 (-19.3%) ストップ安売り気配   11:30現在

アイスタイル <3660>  630円  -150 円 (-19.2%) ストップ安   11:30現在

メドレックス <4586>  445円  -100 円 (-18.4%) ストップ安   11:30現在

Fringe81 <6550>  702円  -150 円 (-17.6%) ストップ安   11:30現在

すららネット <3998>  5,200円  -1,000 円 (-16.1%) ストップ安   11:30現在

など、6銘柄

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