オプティム---3Qは売上高が28.5増、19期連続の過去最高売上達成に向けて好調に推移

材料
2019年2月15日 9時19分

オプティム<3694>は14日、2019年3月期第3四半期(2018年4月-12月)決算を発表した。売上高が前年同期比28.5%増の36.11億円、営業損失が5.32億円(前年同期は2.40億円の利益)、経常損失が5.24億円(同2.38億円の利益)、当期純損失が4.03億円(同1.19億円の利益)となった。業績予想の変更は無く、19期連続となる過去最高売上高達成が可能な見通し。

一方、研究開発の成果として、第3四半期はAI・IoT・Robot分野において、さまざまな顧客がAI・IoTを簡単に導入できるサービスの提供を開始している。2018年10月に発表したAI画像解析技術で各業界特有の課題解決を実現するパッケージサービス「OPTiM AI Camera」や定量データ解析サービス「OPTiM AI Prediction」など、顧客が環境にあわせて用意された豊富なメニューから選択することで容易に導入でき、かつ必要なオプション料金のみを選択することにより低コストで導入できる。

AI・IoT・Robotを活用した農業分野においては、AIやドローンを使い農薬使用量を抑えたあんしん・安全なお米「スマート米」の販売など、未来志向の生産者たちが取り組むオプティム・スマート農業アライアンスを推進している。また、2018年11月には、一般社団法人九州経済連合会、福岡県、大分県とともに、九州における農業の競争力をAI・IoT・Robotを用いて強化し、“稼げる農業”の実現を加速化するべく、「スマート農業促進コンソーシアム」を設立し、「スマート農業促進コンソーシアム協定」を締結したことを発表した。

積極投資を支える既存事業の中心である「Optimal Biz」についても、現状の市場でのシェアに甘んじることなく性能・利便性を高めており、バージョンアップによりGoogleが提供する法人向け端末管理フレームワーク「Android enterprise」の「ゼロタッチ登録」機能との連携を強化した。これにより、「Optimal Biz」を利用の管理者・端末利用者ともに、これまで以上にキッティング効率が向上し、迅速な端配備を行うことができるようになった。

これら既存のサービスは、売上高で前年比28.5%増の進捗を達成している。

売上構造は、ストック型のライセンス収入で月額課金による売上が中心となっていること及びフロー型のカスタマイズ売上の検収時期が下期に集中する傾向があるため、下期偏重となっており、第3四半期の進捗状況としては、売上・利益ともに計画通りであり、通期着地予想の当初計画からの変更はない。

2019年3月通期の業績予想については、売上高が前期比20.2%増の50.60億円、営業利益が同99.8%減の0.01億円~同149.2%増の10.00億円、経常利益が同99.8%減の0.01億円~同147.0%増の10.00億円、当期純利益が99.9%減の0億円~同36.9%増の6.20億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.