前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2019年2月19日 5時20分

■セルシード <7776>  766円 (-300円、-28.1%) ストップ安

セルシード <7776> [JQG]がストップ安。週末15日の取引終了後、16年8月に開始を発表した食道再生上皮シートの臨床試験にかかる治験結果を発表し、安全性については問題は認められなかったものの、主要評価項目に対しては統計的な優位性が証明されなかったとしたことが嫌気された。治験結果を受けて同社では、データ確定作業と並行して医薬品医療機器総合機構(PMDA)と協議を進めていたが、PMDAから製造販売承認申請については追加の臨床試験を実施し、有効性を確認するデータの提出が必要であるとの回答を得たとしている。また今後は、追加臨床試験を実施するべくPMDAと協議を続けるとした。

■ユニオンツル <6278>  3,100円 (-125円、-3.9%)

ユニオンツール <6278> が大幅反落。前週末15日の取引終了後に発表した19年12月期の連結業績予想で、売上高230億円(前期比6.2%減)、営業利益28億円(同33.0%減)、純利益24億円(同25.7%減)と大幅減益を見込んでいることが嫌気された。自動車産業向け電子基板ニーズの堅調を見込む一方、スマートフォンやメモリ関連市場の不透明な情勢が続くとみられることに加えて、上海工場の移転による一時的な費用増や稼働率の低下などが利益を圧迫するとしている。なお、18年12月期決算は、売上高245億1400万円(前の期比5.4%増)、営業利益41億7600万円(同10.6%増)、純利益32億2800万円(同21.6%増)だった。

■三菱鉛筆 <7976>  2,298円 (-75円、-3.2%)

三菱鉛筆 <7976> が5日ぶりに反落。15日の取引終了後に発表した19年12月期連結業績予想で、売上高630億円(前期比0.8%増)、営業利益85億円(同4.8%減)、純利益55億円(同4.8%減)と増収減益を見込んでいることが嫌気された。筆記具業界で競争が激化していることやインターネットを通じた流通の変化などで、事業環境が厳しさを増していると判断。なお、年間配当は前期比1円増の30円を予定している。同時に発表した18年12月期決算は、売上高624億9800万円(前の期比7.1%減)、営業利益89億2500万円(同24.7%減)、純利益57億7800万円(同30.8%減)だった。

■ミニストップ <9946>  1,903円 (-31円、-1.6%)

ミニストップ <9946> が4日続落。15日取引終了後、19年2月期の連結業績予想について、売上高を2200億円から2070億円(前期比横ばい)へ、営業損益を18億円の黒字から11億円の赤字(前期1000万円の黒字)へ、最終損益を100万円の黒字から11億5000万円の赤字(同9億5500万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気された。国内事業で、第3四半期から季節性やイベント性の高い催事に即応できる売り場の構築などの施策を推進したものの、展開に時間を要し計画した売り上げの確保に至らなかったことに加えて、ベトナム事業で収益改善が遅れていることが要因としている。また、業績予想の修正に伴い、従来22円50銭を予定していた期末配当を11円25銭に引き下げるとあわせて発表しており、これも売り材料視されている。なお、年間配当は33円75銭(従来予想45円)となり、前期実績に対して11円25銭の減配となる予定だ。

※18日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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