NY株式:NYダウ8ドル高、自動車関税や輸入制限措置への懸念が重しに

市況
2019年2月20日 7時00分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は8.07ドル高の25891.32、ナスダックは14.36ポイント高の7486.77で取引を終了した。米商務省が自動車・自動車部品の輸入制限に関する報告書をトランプ大統領に提出したほか、メキシコ国境の壁建設費確保を狙った国家非常事態宣言を巡り、複数の州が提訴しており、朝方からもみ合う展開となった。その後は、米中通商協議の再開を受けて、引けにかけて小幅上昇となった。セクター別では、自動車・自動車部品や食品・生活必需品小売が上昇する一方で商業・専門サービスや医薬品・バイオテクノロジーが下落した。

小売最大手のウォルマート(WMT)は、決算内容が好感され上昇。自動車大手のフォード(F)は、南米での商用トラック事業からの撤退を発表し堅調推移。ゼネラル・モーターズ(GM)もミシガンの2工場への56百万ドルの投資を明らかにし買われた。一方で、ダイエット関連のウェイト・ウォッチャーズ(WTW)は、JPモルガンによる投資判断引き下げを受け下落。自動車部品小売のアドバンス・オート・パーツ(AAP)は、既存店売上高の伸びが予想に届かず軟調推移となった。

明日は、メイ英首相とユンケル欧州委員長がEU離脱を巡る問題で会談を行う。会談の内容次第では米株式相場にも影響を与えそうだ。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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