2月20日のNY為替概況
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円88銭から110円63銭のレンジでもみ合い110円80銭で引けた。
対欧州通貨でのドル売りの流れや、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表する1月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録がハト派色を強めるとの思惑にドル売りが優勢となった。議事録ではサプライズなく、ドルの買戻しに下げ止まった
ユーロ・ドルは1.1330ドルから1.1371ドルまで上昇して1.1350ドルで引けた。
予想を上回ったユーロ圏2月消費者信頼感指数速報値を好感したユーロ買いが優勢となった。
ユーロ・円は、125円53銭から125円88銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.3020ドルから1.3109ドルまで上昇した。
英国の欧州連合(EU)離脱を巡る協議で、関係各国外相がハードブレグジットを回避する努力をしていることを明らかにしたほか、メイ英首相とユンケル欧州委委員長も共同記者会見で、協議が建設的だったことを明らかにし、秩序のある離脱への期待感からポンド買いが優勢となった。
ドル・スイスは、1.0012フランから0.9982フランまで下落した。
[経済指標]
・ユーロ圏・2月消費者信頼感指数速報値:-7.4(予想:-7.7、1月:-7.9)
《KY》
提供:フィスコ