話題株ピックアップ【夕刊】(3):ベルトラ、チェンジ、総医研HD

注目
2019年2月25日 15時25分

■アルヒ <7198>  2,115円  -197 円 (-8.5%)  本日終値  東証1部 下落率3位

アルヒ<7198>が急落。同社は14日に国内と海外で株式売り出しを行うことを発表しており、この日から売り出し価格決定期間に入っている。このため、警戒感からの売りが先行した様子だ。

■ベルトラ <7048>  1,386円  -77 円 (-5.3%)  本日終値

ベルトラ<7048>は大幅反落。東証が22日、ベルトラ株の信用取引の委託保証金率を、25日売買分から50%以上(うち現金20%以上)に引き上げると発表した。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を、現行の30%から50%(うち現金20%)に引き上げると発表している。信用取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方から売りが優勢となったようだ。

■チェンジ <3962>  3,810円  -60 円 (-1.6%)  本日終値

チェンジ<3962>が反発。午後0時30分ごろ、識学<7049>と連携し、企業における従業員の生産性を可視化するためのデータ分析サービスを開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。新サービスは、従来の生産性に関する測定が店舗・チーム・プロジェクトなど組織単位の平均値で行われていたのに対して、人にまつわるデータ(人事・労務データなど)を活用・分析し、「誰がいくら稼ぐことができているのか」を見える化したサービス。3月1日からのサービス開始を予定しており、当初は小売業・飲食業向けに展開するとしている。

■マクロミル <3978>  1,379円  -17 円 (-1.2%)  本日終値

マクロミル<3978>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で、投資判断「ニュートラル」を継続し、目標株価を2000円から1500円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。会社側では2月12日に上期決算の発表と同時に19年6月期業績予想の下方修正を発表したが、同証券では第1四半期決算説明会で第1四半期は概ね想定通りの達成度としていたことや、下方修正後の営業利益76億5000万円は上期決算発表前でコンセンサスを下回っていた同証券予想82億6000万円よりも低いこと、さらに、下方修正後の19年6月期の営業利益が前期比で横這いにとどまることなどがネガティブ・サプライズと指摘。同証券の業績予想も減額修正し、19年6月期営業利益予想を83億円から78億円へ、20年6月期は同87億円から84億円へ引き下げている。

■ITbook <1447>  435円  +80 円 (+22.5%) ストップ高   本日終値

ITbookホールディングス<1447>がストップ高。午前10時30分ごろ、傘下のサムシングが、業界で初めて地盤改良体品質一次判定に人工知能(AI)を活用したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。セメントを用いる地盤改良工法では「コア」(地盤改良施工時に改良体から採取した供試体)を採取し品質を確認する必要があるが、画像認識AIを利用して「コア」判定アプリケーションの開発に業界で初めて成功したという。これにより人件費の削減につながるだけではなく、調査件数の増加が期待できるとしている。

■イワキ <6237>  1,241円  +199 円 (+19.1%)  本日終値

イワキポンプ<6237>が6連騰。22日の取引終了後、東京証券取引所の承認を得て3月15日付で東証2部から1部へ指定されることになったと発表したことが好感された。東証1部指定によるTOPIX採用に伴い、機関投資家からの新たな組み入れニーズが発生することへの期待感が出ている。同時に、株式売り出しを実施することも明らかにした。筆頭株主のイワキ産業が保有する200万株を売り出す。上限30万株の売り出しも実施する。売り出し価格は3月4日から7日までのいずれかの日に決定する。イワキ産業はイワキポンプの議決権比率の14.04%を保有しているが、この株式売り出しに伴い同比率は5.14%に低下し第7位の株主となる見込みだ。

■エンビプロ <5698>  675円  +100 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

エンビプロ・ホールディングス<5698>がストップ高。同社は22日、子会社のエコネコルが「焼却灰からの貴金属回収方法及び装置」に関する特許を取得したと発表。いわゆる“都市鉱山”からの金属回収は、小型家電リサイクル法の施行などにより認知されつつあるが、金属が含まれている都市ごみ焼却灰の多くは、そのほとんどが埋め立て処分されている。こうしたなか、同社グループでは、この焼却灰から貴金属(金、銀、プラチナ、パラジウム)を高品位で回収する技術・装置を活用し、貴金属資源の再資源化と、廃棄物の再資源化率の向上や埋め立て処分量の削減に注力するとしている。

■総医研ホールディングス <2385>  579円  +80 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値

総医研ホールディングス<2385>がストップ高。前週末まで6日続伸と上値慕いの動きをみせていたが、一気に上放れる格好となった。同社は大阪大学発のベンチャーで食品の評価試験や化粧品を手掛けるほか、医薬品の臨床受託なども展開する。同社は22日、中国流通企業のGolong社と資本・業務提携することを発表。Golong社はアリババ・グループが運営するECサイト「天猫(Tmall)」が認定する運営代行会社で、中国市場における化粧品や健康補助食品の販売で提携関係を構築する。資本面ではGolong社が同社株19万1500株を取得する。これを材料視する形で投資資金が集中した。

■Sシャワー <4838>  579円  +80 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値

スペースシャワーネットワーク<4838>がストップ高。同社は22日取引終了後に、インフルエンサーマーケティング事業などを手掛けるGROVE(東京都渋谷区)の株式を追加取得し、連結子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されているようだ。Sシャワーは、GROVEが持つSNSマーケティングのノウハウや機能を活用することで、既存事業の更なる拡大を見込むほか、新たなコンテンツIP(知的財産)の開発などを期待している。なお、新たに取得するGROVE株式は1万9000株で、取得後の保有株式数は既に保有している6万9000株とあわせ計8万8000株(議決権所有割合は53.01%)。株式譲渡実行日は3月1日を予定し、取得価格は非公表としている。

■ジェイテック <2479>  324円  +38 円 (+13.3%)  本日終値

ジェイテック<2479>が急騰。290~300円近辺で収れんする5日・25日・75日移動平均線もまとめて上抜き、テクニカル的にも底値圏脱却の色を強めている。自動車やIT業界向けに付加価値を高めたテクノロジスト(設計・開発部門の技術者)を派遣、高水準の需要を捉えている。19年3月期営業利益は1億9100万円と前期比2.5倍の急拡大予想にあるが、既に第3四半期時点で1億7400万円と進捗率は91%に達している。時価総額30億円未満ながら出来高流動性に富んでおり、個人投資家をはじめ幅広い投資マネーを取り込み、昨年12月には454円の高値まで買われるなど大相場の様相を呈した。

●ストップ高銘柄

オンコリス <4588>  2,260円  +400 円 (+21.5%) ストップ高   本日終値

ビーマップ <4316>  688円  +100 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値

アンジェス <4563>  1,035円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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