＜注目銘柄＞＝Ｔ＆Ｇニーズ、施設リニューアル奏功し国内ウェディング好調

テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>は見直し余地が大きい。

２月８日に発表した第３四半期累計（４～１２月）の営業利益は前年同期比８１％増の３８億６２００万円だった。海外ウェディング事業は、ハワイウェディングが旅行会社のハワイ挙式トラブルにより、一時的に受注が減少。ただ、主力の国内ウェディング事業で、既存店強化のために行った施設リニューアルが奏功し、リニューアル店舗の受注組数が前年同期比２０％増となったことが牽引役となった。また、婚礼部門の業務委託契約を締結している東京會舘本館が１９年１月にオープンし受注組数がリニューアル前と比較して倍増していることや、ドレス内製化を推進し収益力が改善していることなども寄与した。

１９年３月期通期営業利益は３８億円（前期比３６％増）の従来予想を据え置いた。会社側では２０年３月期の受注獲得強化のための広告費の投入やリニューアル投資などを考慮したとしているが、保守的との見方が強い。また、東京會舘のコンサルティング型の売り上げ上乗せも期待でき、市場予想平均で４０億円強、調査機関によっては４２億円を見込むところもある。

更に、２０年３月期は、リニューアル効果継続に加えて、トランクホテルでＭＩＣＥ（国際会議）受注の獲得が好調なことなどを考慮し、同５０億円を見込むところもあり、業績拡大基調が続きそうだ。（仁）

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）