山王は連日のストップ高カイ気配、水素エネルギー社会に向けた水素透過膜の開発に期待

材料
2019年3月6日 10時53分

山王<3441>が前日のストップ高に続き、きょうも気配値のまま水準を切り上げ、値幅制限上限の150円高は1028円で張り付いている。時価は昨年11月初旬以来となる4ケタ大台回復となった。金メッキ加工を主力とする電子部品の金属表面処理加工を手掛けているが、同社のコア技術である「電解法」を使い、水素エネルギー社会に向けた技術開発にも積極的な取り組みをみせている。週明け4日取引終了後に、開発中の水素透過膜の進捗に関する福島再生可能エネルギー研究所の発表を開示。注力する水素透過膜の開発が順調に進捗していることが確認され、投機資金の攻勢に火をつける形となった。電解法を用いることで薄膜化が可能となり、貴金属パラジウムが必要量で作製できることからコスト面の負担も軽減されるメリットがある。会社側では、現時点で水素透過膜事業が業績面に与える影響は軽微としているものの、今後の計画として2020年に装置開発、2022年には装置販売にこぎつける見通しを掲げている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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