東京株式(大引け)=18円高、半導体や機械株買われ終盤プラス圏に切り返す

市況
2019年3月22日 15時47分

22日の東京株式市場は、日経平均株価が朝高後に軟化したが、後場は下げ渋る展開となり結局大引けは小幅ながらプラス圏で着地した。

大引けの日経平均株価は前営業日比18円42銭高の2万1627円34銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は13億6559万株、売買代金概算は2兆6254億4000万円。値上がり銘柄数は1392、対して値下がり銘柄数は653、変わらずは95銘柄だった。

きょうの東京市場は前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が高く、特にハイテク株比率の高いナスダック総合指数の上げが目立ったことで、半導体関連や機械株などに買いが入りリスク選好の地合いでスタートした。FOMCでFRBのハト派姿勢が改めて確認されたことが市場心理を強気に誘導した。その後は円高含みで推移する為替動向や不安定な中国株の動きなどを横目に日経平均は上値の重い展開となり、前引け時点ではマイナス圏に沈んだ。しかし、後場に入ると3月期末を控えた駆け込みの配当権利取り狙いの買いなどが入り、終盤になって前日の終値を再び上回った。日経平均は小幅プラス圏での着地となったが、内訳をみると値上がり銘柄数は1400近くに及び全体の65%の銘柄が上昇している。また、売買代金も2兆6000億円台まで膨らんだ。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>など半導体関連が買われ、キーエンス<6861>、SMC<6273>など値がさのFA関連も値を飛ばした。このほか、廣済堂<7868>、ツガミ<6101>、レーザーテック<6920>などが急伸、クスリのアオキホールディングス<3549>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>なども大幅高に買われた。

半面、ソニー<6758>が売られたほか、ファーストリテイリング<9983>も軟調。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が値を下げ、武田薬品工業<4502>も冴えない。エーザイ<4523>がストップ安で売り物を残したほか、ゼンリン<9474>も一時値幅制限いっぱいに売られた。シーイーシー<9692>が急落、三井ハイテック<6966>、リソー教育<4714>なども大幅下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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