25日の中国本土市場概況:上海総合2.0%安で3日ぶり反落、ハイテク株の一角は急伸

市況
2019年3月25日 16時50分

週明け25日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比61.12ポイント(1.97%)安の3043.03ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、64.09ポイント(1.97%)安の3187.10ポイントで取引を終えている。

投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。欧州や米国で公表された今年3月の購買担当者指数(PMI)が軒並み下振れるなか、世界景気の先行き不安が強まった。中国の政策に対する期待感が根強く、指数は下げ幅を縮小させる場面がみられたものの、終盤に入り改めて売りの勢いが増した。

金融株が下げを主導。中国人寿保険(601628/SH)が5.4%安、中信証券(600030/SH)が4.4%安、招商銀行(600036/SH)が3.7%安で引けた。資源・素材株、消費関連株、医薬品株、運輸株、インフラ関連株、自動車株なども売られている。

半面、ハイテク株の一角は高い。電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が7.3%、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)が7.0%、通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が2.3%ずつ上昇した。

一方、外貨建てB株の相場は値下がり。上海B株指数が3.20ポイント(1.03%)安の305.88ポイント、深センB株指数が16.00ポイント(1.54%)安の1022.42ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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