話題株ピックアップ【昼刊】:小森、アークランド、Gunosy

注目
2019年3月26日 11時40分

■小森コーポレーション <6349>  1,263円  +105 円 (+9.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位

小森コーポレーション<6349>が急反発している。25日の取引終了後、上限を230万株(発行済み株数の3.95%)、または30億円とする自社株買いを発表しており、これが好感されている。取得期間は4月1日から11月30日までで、株主還元を強化するとともに、資本効率の向上及び機動的な資本政策の遂行を図るために実施するとしている。また、消却前発行済み株数の6.42%にあたる400万株の自社株を4月26日付で消却するとあわせて発表しており、これも好材料視されている。

■アークランドサカモト <9842>  1,511円  +99 円 (+7.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位

25日に決算を発表。「今期経常は3%増で3期連続最高益更新へ」が好感された。

アークランドサカモト <9842> が3月25日大引け後(15:00)に決算を発表。19年2月期の連結経常利益は前の期比6.1%増の106億円になり、20年2月期も前期比3.3%増の110億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、増益になる。

⇒⇒アークランドサカモトの詳しい業績推移表を見る

■Gunosy <6047>  2,393円  +118 円 (+5.2%)  11:30現在

Gunosy<6047>が6日ぶりに反発している。ひふみ投信などの運用を手掛けるレオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が25日の取引終了後、関東財務局に大量保有報告書を提出し、Gunosy株式を5.13%保有していることが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入っている。なお、同様にレオスが8.87%を保有していることが判明したヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>も反発している。両社ともに、保有目的は純投資としている。

■MonotaRO <3064>  2,461円  +93 円 (+3.9%)  11:30現在

MonotaRO<3064>が急反発、一時110円高と値を飛ばした。工具や工場用品のネット販売を手掛けるが、低価格で充実した商品ラインアップが強みで顧客需要を囲い込んでいる。前日は日経平均の急落局面でも強さを発揮し、わずかなマイナスで引けた。きょうは全体相場がリバウンドに転じるなか、すかさず切り返しに転じている。今年に入ってから月次売上高は好調が続いており、1月が前年同月比30%増、2月が27%増と高水準の伸びを示している。外資系機関投資家経由の買いも観測されるほか、12月決算企業であすの3月期末配当落ちに伴う株価の下ブレ懸念などもなく買いが入りやすい。

■ルネサス <6723>  538円  +20 円 (+3.9%)  11:30現在

ルネサスエレクトロニクス<6723>が3日ぶりに反発している。25日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。今回発表の自社株買いでは、上限を2000万株(発行済み株数の1.20%)、または100億円としており、取得期間は3月26日から来年3月25日まで。株主への利益還元と資本効率の向上および経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を図るために実施するとしている。

■オリエンタルランド <4661>  12,680円  +380 円 (+3.1%)  11:30現在

オリエンタルランド<4661>は反発し、昨年来高値を更新している。岩井コスモ証券は25日付で同社の投資判断「A」を継続した。また、目標株価を1万4000円から1万5000円へ引き上げた。東京ディズニーリゾート35周年イベントが好調な19年3月期に続き、20年3月期もゴールデンウィーク10連休や、新規アトラクションの投入などの効果によって堅調な業績が期待できるとしている。東京オリンピック開催に伴う訪日外国人旅行者の一段の増加やテーマパーク拡張などによって中期的な成長も期待できるとしている。19年3月期の連結営業利益は会社計画の1134億7000万円に対して1250億円(前期比13%増)、20年3月期は今期推定比4%増の1300億円を予想している。

■SHIFT <3697>  4,085円  +120 円 (+3.0%)  11:30現在

SHIFT<3697>が上昇している。同社は25日、デジタルプロセスオートメーション(DPA)領域の世界的企業である米ペガシステムズの日本法人とアライアンス契約を締結し、新たな協業を展開すると発表。これが買い買い手掛かりとなっているようだ。この提携で、SHIFTはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)業務への適用に向けたサービス提供を通じて培った同領域での品質保証ノウハウやコンサルティング技術を活用し、ペガが提供するDPAツールやアプリケーションの活用における導入支援とテストの領域を担うとしている。

■壱番屋 <7630>  4,825円  +140 円 (+3.0%)  11:30現在

壱番屋<7630>はしっかり。25日の取引終了後、集計中の19年2月期の連結業績について、売上高が512億円から502億1400万円(前の期比1.5%増)へ、営業利益が47億5000万円から44億4200万円(同5.7%減)へ、純利益が31億9000万円から27億8900万円(同12.5%減)へ下振れて着地したようだと発表したが、業績下振れは織り込み済みとの見方が強い。既存店売上高が前年比2.1%増と堅調に推移したものの、計画の3.0%増に届かなかった。また、店舗や生産部門における人件費を中心とした販管費が増加したことなどが利益を圧迫したとしている。

■日本触媒 <4114>  7,450円  +190 円 (+2.6%)  11:30現在

日本触媒<4114>が3日ぶりに反発している。25日の取引終了後、酸化エチレン(EO)及び同誘導品を、原料費とは別に値上げすると発表しており、同事業の採算性向上を期待した買いが入っている。今回値上げするのは、EO及びエチレングリコール、エタノールアミン、ソフタノールなどの同誘導品で、4月1日出荷分から1キログラム当たり10円以上値上げする。物流コストの上昇に対して、自助努力による吸収が限度を超えていることから、安全輸送体制と安定供給体制の維持を図るために価格を改定するとしている。

■協和発酵キリン <4151>  2,338円  +59 円 (+2.6%)  11:30現在

協和発酵キリン<4151>が5日ぶりに反発している。25日の取引終了後、英アストラゼネカ社(ロンドン)と、ベンラリズマブ(遺伝子組み換え、製品名「ファセンラ」)の日本を含むアジア地域における開発・販売権利に関する契約を締結したと発表しており、これが好感されている。協和キリンこれまで、ベンラリズマブの慢性閉塞性肺疾患(COPD)と喘息を適応症とした権利についてアストラゼネカに許諾していたが、今回の契約ではこれを全ての適応症に拡大するという。これにより、アストラゼネカは同剤の全ての適応症に関し、全世界での権利を有することになる。なお、今回の契約に基づき、アストラゼネカは協和キリンに対して契約一時金と、薬事および販売のマイルストンを支払うことになる。そのほか販売ロイヤルティーなどについても、既存の契約内容と同様の契約を結んでいる。

■北越コーポレーション <3865>  668円  +16 円 (+2.5%)  11:30現在

北越コーポレーション<3865>が反発している。25日の取引終了後、セルロースナノファイバー(CNF)と炭素繊維を融合させた新しい複合材料を開発したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。新開発の複合材料は、オールセルロースのCNF強化材料であるバルカナイズドファイバー(VF)に炭素繊維を少量配合。これにより周囲環境の変化による伸縮を抑制しつつ、加工適性及び強度を維持し、従来のVFに比べて2割ほど軽量化した複合素材を開発することに成功したという。現在は、子会社の北越東洋ファイバーで既に量産技術を確立し、顧客ニーズに対応するためカスタマイズを進めており、自動車部品、電子機器部品・筐体、建材などへの応用を図っているという。

■日本製紙 <3863>  2,333円  +48 円 (+2.1%)  11:30現在

日本製紙<3863>は反発し昨年来高値を更新。東海東京調査センターが25日付で投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価2800円でカバレッジを開始したことが好材料視されているようだ。同センターでは、印刷・情報用紙の価格改定が浸透すると見込んでおり、19年3月期の営業利益を182億円(前期比3.3%増、会社予想180億円)と予想。また、20年3月期は、国内の洋紙需要は減少を見込むものの、印刷・情報用紙、新聞巻取紙、段ボール原紙などの値上げが通期で寄与するほか、国内洋紙事業の生産体制再編成によるコスト削減効果があり、営業利益は355億円(同95.1%増)と大幅増益を予想している。

■古河機械金属 <5715>  1,430円  +29 円 (+2.1%)  11:30現在

古河機械金属<5715>が3日ぶりに反発している。25日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高は1746億円(同4.1%増)の従来予想を据え置いたものの、営業利益を77億円から82億円(同4.9%増)へ上方修正したことが好感されている。為替相場が安定していることや、金属価格が堅調に推移していることが要因としている。なお、古河大阪ビルの減損損失を計上するため、純利益は45億円から38億円(同20.4%減)へ下方修正した。

■しまむら <8227>  9,450円  +150 円 (+1.6%)  11:30現在

しまむら<8227>は反発している。25日の取引終了後、3月度(2月21日~3月20日)の月次売上速報を発表しており、既存店売上高は前年同月比2.3%減と11カ月連続で前年実績を下回ったが、客数は同2.1%増と18年4月(同8.9%増)以来の伸びとなっており、これが好感されているようだ。3月度は、ワンピースやマウンテンパーカなどティーンズから動き出したトレンドアイテムがミセスへ拡大し、春物が好調に推移。ただ、冬物処分品の増加で単価が下落し売上高は前年実績を下回ったという。なお、全店売上高は同0.7%減だった。

■三井住友建設 <1821>  774円  +11 円 (+1.4%)  11:30現在

三井住友建設<1821>が反発している。同社は25日、構造タンパク質を用いた建設分野を中心とする新素材・新技術の開発に向け、新世代バイオ素材開発を手掛けるSpiber(山形県鶴岡市)と共同研究契約を結んだと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。この共同研究では、同社がこれまでに培った技術やノウハウを生かしながら、Spiberが開発する構造タンパク質とその技術を活用し、持続的な社会を実現するための用途拡大を目指すとしている。

●ストップ高銘柄

エムティジェネックス <9820>  5,550円  +705 円 (+14.6%) ストップ高   11:30現在

など、1銘柄

●ストップ安銘柄

地域新聞社 <2164>  1,470円  -400 円 (-21.4%) ストップ安売り気配   11:30現在

など、1銘柄

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