VIX先物の売り越しに注意、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2019年3月27日 11時29分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

3/27付の「DailyOutlook」では、VIX指数について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『恐怖指数といわれるVIX指数の先物市場で売りが膨らんでおり、注意しておく必要がありそうだ。CFTC(米商品先物取引委員会)によると、VIX指数先物における投機筋の建玉は年初1月1日で4万447枚の買い越しだったものの、その後に売りがかさみ、3月19日で12万8217枚の売り越しであった。これは2018年10月2日の14万444枚以来の高水準である。当時はその後に世界的な株安となり、日本株も大きな調整に見舞われた』と伝えています。

続けて、同建玉は2017年の後半に10万枚以上の売り越しが続いた時期があったことを挙げ、『売り越し枚数が多いからと言ってすぐに問題になるわけではないようだ。しかし、2018年の年始や年末のように、市場心理が圧迫されるとVIX指数が上昇。このタイミングで売り建玉が膨らんでいると買い戻しが急がれ、更にVIX指数が跳ね上がる悪循環に陥ることが考えられる。またVIX指数が跳ね上がると、リスク・パリティ(均衡)ファンドが保有資産のリスクを低く抑えようとして、株式などリスクの高い金融商品を売ることから、株価が一定期間低迷することになる』と分析しています。

さらに、『そのためVIX指数の動きに注視しておく必要がありそうだ』とまとめています。

最後にレポートでは、『VIX指数と日経平均株価の推移』をグラフにして紹介しています。詳しくは3/27付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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