底堅いが積極的に戻り試す動きも乏しく/後場の投資戦略

市況
2019年3月27日 12時17分

日経平均 : 21297.73 (-130.66)

TOPIX  : 1602.29 (-15.65)

[後場の投資戦略]

日経平均は3ケタの下落で前場を折り返したが、配当落ち分を考慮すると底堅く推移していると言える。しかし、配当再投資に絡んだ買いが一巡し、積極的に戻りを試す動きも見られない。前日に451円高と急反発したため目先の利益を確定する売りが出やすい面もあるが、世界経済の減速懸念が燻り主力株は積極的に手掛けづらいところだろう。英議会は27日、EU離脱を巡り「示唆的投票」を実施する予定。メイ英首相の離脱案採決の見通しや首相の進退に関し様々な報道が出ている。また週後半には米中の閣僚級協議が予定されており、全般に手控えムードが強まりそうだ。

このため、個人投資家の物色は中小型株に向かいやすくなる。マザーズでは国内初となる遺伝子治療用製品の承認を取得したアンジェス<4563>が活況となっており、全市場で任天堂に次ぐ売買代金2位にランクイン。他のバイオ株にも買いが波及し、マザーズ指数は2%を超える上昇となっている。相場全体の不安定感を警戒しつつ、中小型株で値幅取りを狙う展開が続きそうだ。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

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