工作機械関連銘柄の株価は上振れ方向へ、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2019年4月5日 11時25分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

4/5付の「DailyOutlook」では、工作機械関連銘柄について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『このところ、オークマ(6103)、アマダHD(6113)、牧野フ(6135)、DMG森精(6141)、SMC(6273)、ファナック(6954)といった工作機械関連銘柄の株価が上昇している。株価は工作機械受注の動きに概ね連動しており、米中通商問題への懸念、スマホ需要の鈍化などを背景とした受注の減少を嫌気し、18年12月にかけて下落してきた』と伝えています。

続けて、こうした流れに変化が生じた背景には、株式市場の目線が受注の減少よりも、その先の景況感の改善に向かっている可能性があることを挙げ、『中国は景気支援策を打ち出しており、上述の通商協議は話し合いが続いている。半導体製造装置関連のディスコ(6146)の株価が勢いづいているのも、米国及び中国の景況感に関連する経済指標をみて、景気回復を前提にリスクを取りに来ているのではないか』と分析しています。

さらに、『例年、3月期決算企業の本決算発表が本格化すると、企業の保守的な新年度計画を嫌気するガイダンス・リスクが意識される。しかし、工作機械関連銘柄は悪材料に耐性がついており、株価の下押し圧力は比較的小さいと考えられる。決算発表において、会社計画は思ったほど悪くない、あるいは受注に底入れ感がみられるとなれば、株式市場が嫌う不透明感が払拭される。景気敏感株の一角として工作機械関連株の一段の上昇が期待される』とまとめています。

最後にレポートでは、『工作機械受注と関連銘柄の株価推移』を紹介しています。詳しくは4/5付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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